屋根の上のサワン (角川文庫 い 3-2)
屋根の上のサワン (角川文庫 い 3-2) / 感想・レビュー
ショア
短編生き物シリーズ。手負の雁を飼犬のように庭で飼う主人公。図書館朗読CD。
2022/02/27
さっと
井伏鱒二の短編集。延々とひとつの川の風景に寄り添いながら、その地域に暮らす人々を描いた「川」や、舞台こそ江戸時代の茶屋に変えているけれど、当時の花柳界の実際のひと騒動をネタにした「湯島風俗」、タイトルからしてコメディっぽいけどなかなかに方言のあれこれが案外ためになって楽しめる「「槌ツァ」と「九郎治ツァン」は喧嘩して私は用語について煩悶すること」など、傍から見ればクダラナイと一笑に付してしまうことも、本人たちは存外マジメであったり、やっぱり、なんてことない庶民の日常を描いた作品が好きだなぁ。
2015/01/19
宮本摩月
表題作が良かった。
2008/06/22
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