空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I (角川文庫)
空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I (角川文庫) / 感想・レビュー
てんちゃん
谷川俊太郎は日本の文学界のピカソだと思う。孤高の位置におり、谷川の前にも後にも谷川に並ぶ者がいない。彼の言葉の羅列と魂のエネルギーに圧倒される。でも、知能の低い私には、彼の詩は分からないものばかり。後半の、多くの人が分かるようにと配慮して書かれたものは分かりやすかった。自分は谷川氏の前であまりに凡人。
2020/01/29
くろうさぎ
ピアノを描いた装丁に惹かれて読んでみたものの、作品を作られた年代の情熱溢れる言葉たちに圧倒される。ずーんと心に響いてくる。私は「空」、「探す」、「大人の時間」、「しわ」が好きでした。丁寧に綴られた解説も良かったです。
2019/03/03
ロビン
有名な処女詩集「二十億光年の孤独」や「六十二のソネット」「落首九十九」など11の大きな区切りで構成された詩集。かっこつけたり大上段に構えることなく、あるがままの詩人自身の感じたことを時に難解に時に伝わりやすい言葉で表現していると感じる。宇宙の中で自分の孤独を感じ、その神秘に打たれたり崇高さを歌い上げたりするのではなく「二十億光年の孤独に 僕は思わずくしゃみをした」とユーモアをもって孤独に抵抗するのが谷川らしいという気がした。あとは「マイ・フェア・レディ」という詩の中に急に「創価学会」と出てきたのに驚いた。
2020/11/13
mer
この本は読んでいない。咀嚼して飲み込んだ。 お腹も胸もいっぱいになった。 好きだな。
2020/06/18
波璃子
詩はまだあまり手を出せていないけど谷川さんの作品はちょこちょこ読んでいる。1950~60年代の作品ということで、青年期の希望とか不安とか孤独とかそういったものが感じられたような気がして、すっと頭のなかに入ってきた。
2018/12/27
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