美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!5 (角川スニーカー文庫)
美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!5 (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー
真白優樹
新レーベルを立ち上げるカリスマ編集者の鳴海が清純の担当を次々引き抜く中、創作にのめり込む天花を救う為小説を書く最終巻。―――真の創作者ならば語れ、言葉よりも強い、文の言葉で。清純と天花、背中合わせだった二人が小説を通して向き合い、文で語る今巻。何がすごいかと言うと、ほぼ全員が自らの譲れぬ芯を持ち、真っ直ぐに創作に向き合っている事。だからこそ、この物語は最後まで熱く、一気に駆け抜ける。故にこそ最後まで面白い、正しくミリオンセラー級の面白さなんだ。完結は残念、いつかまた彼等に会いたい。 うん、面白かった。
2019/01/01
りるぷん
えっえっ?完結してしまったの!まず読み終わって最初に思った事がこれです。前巻少しなりを潜めていた黒川の強烈なツッコミが今回序盤から復活して、1.2巻のような面白さが戻ってきたと思ってた矢先に…確かに編集者と作家というあるあるネタでネタもそんなに広がりにくいのもあったのかな?あるいは単純に商業的な問題なのか?個人的にはもう少し見たかったというのが本音です。色々モヤっとした部分もあるので。本編ですが副編集長とひよこ嬢の存在がやはり良いですね。他作品にはあまりみられない異色の存在でした。続く↓
2019/01/06
ゆなほし
シリーズ5作目完結巻。究極の創作物を求めるカリスマ編集者鳴海が、新人ラノベ編集者清純の担当クリエイターを次々引き抜き新レーベルを立ちあげようとしていると知り焦る清純だが…。良かった。わずか5巻で完結してしまうのが惜しいほど面白かったシリーズ。流行りのラノベ作家ものラノベだが、春日部先生らしいぶっ飛んだキャラとギャグもあり、あまりにもリアルな業界事情もたっぷりでラノベ好きなら絶対ハマる。ラストの清純と天才女子高生作家天花の執筆対決は鬼気迫るものがあり読み応え抜群。かと思いきや終わり方は春日部先生らしさ抜群!
2019/04/10
METHIE
完結。 編集者を扱った作品は色々あるが、やはり最高と思われる編集者とクズとしか言いようの無い編集者を同時に出し、一見前者の方が優れていると思わせといて、自分や作家の命を犠牲にするという極めて危険でホラーな存在として描き、それに対して主人公が出した答えは自ら確認して欲しい。 比較的綺麗にまとまって良かったと思う。
2019/01/09
nawade
★★★☆☆ カリスマ編集者・鳴海が新レーベル創設を企画し、清純に作家復帰を囁きかけつつ、周囲のクリエイターの引き抜きを図るという清純包囲網が敷かれる急転直下な第5巻。書店で入荷数がやばいことになってると不安がよぎったが、無念の打ち切り完結。そのせいなのか後半の展開は駆け足気味になってしまった。せっかく清純が作家として復帰するという最大の盛り上がりどころだったのに紙面の制約により圧縮されて、超常現象じみた描写等、やや強引な流れになってしまったのは勿体無い。熱くて面白いクリエイターものだったのに残念。
2018/12/29
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