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バベル九朔 (角川文庫)

バベル九朔 (角川文庫)

バベル九朔 (角川文庫)

作家
万城目学
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-02-23
ISBN
9784041077627
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バベル九朔 (角川文庫) / 感想・レビュー

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れみ

以前読んだ単行本がかなりの分厚さだったのに文庫本はごく普通の厚み。中味の違いが気になり、単行本との併読で読み比べ。雑居ビルの管理人をしながら小説家を目指す主人公が謎のカラス女と出会うところから始まるお話ということとだいたいの展開もほぼ一緒だけど、中盤からの章立てが異なってる部分はかなり改稿されていて、そのせいか読みやすくまとまっている感じ。そのために大九朔氏の力の源についてスルーする形なのは、別にそれがなくても読むことはできるんだけど、少しだけ疑問かなあ。

2019/12/07

三代目けんこと

ブルース・リーが、本書を読んだらこう言うだろう。「Don't think! FEEL!(考えるな!感じろ!)」。

2019/10/21

速読おやじ

この小説は何なんだ?万城目作品は壮大なホラ話が多いのだが、この作品はホラ話の中に更にホラ話があるようなメタフィクションとでも言うのか。ノーラン監督のインセプションを思い出したと言うのは言い過ぎか。現実と夢の世界が交錯する中で、結局のところ真実はなんであったのか分からないまま。なかなかに難解な作品なのだが、面白かった!

2021/02/22

ばう

★★★ ビル管理人に降りかかる様々なトラブル。カラス女は敵なの、味方なの?あの女の子は誰?大九朔の意図って何?彼は何を主人公に望んでいるの?そもそもバベルって何?主人公は元の世界に戻れるの?えっ、あなたの選んだ道、それで後悔しないの?とにかく最初から最後までそんなふうに頭の中に「?」が渦巻いて、でも面白くて最後まで楽しめました。でも主人公の選んだ結末、私なら耐えられないな。巻末の吾階九朔氏作「魔コごろし」は何だか知っている、と思ったら以前読んだアンソロジー集てで読んだものでした。

2021/09/02

おかむー

独自のファンタジックな設定からすれば面白くなりそうなものだが、序盤のモタツキと終盤のモヤモヤが強めですっきり楽しいとはならなかったな。『もうすこしです』。展開上必要なのはわかるがカラスや少女とのコミュニケーションが成り立たないやりとりがやけにイライラ。大九朔がバベルを必用とする理由はわかるが、カラス(側)がバベルを作らせたうえで“清算”する理屈がわからない、俺が読み取れなかっただけなのかな?巻き込まれ型主人公ではよくある、終盤で突然主人公が“目覚める”パターンも今作ではやけに気に障ってしまったなぁ。

2019/04/13

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