KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

毒よりもなお

毒よりもなお

毒よりもなお

作家
森晶麿
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-03-01
ISBN
9784041079621
amazonで購入する

毒よりもなお / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

sayuri

なんとも宙ぶらりんな読後感。256Pまではテンポの良い面白さで一気に読める。猟奇的な犯行を繰り返す「ヒロアキ」は自殺サイト<首絞めヒロの芝居小屋>の管理人「ヒロ」と同一人物なのか、そしてその人物とカウンセラー千尋の結末はどうなるのか、凄く気になってページを捲る手が止まらない。しかし残り50Pからは全く想像の範疇にない怒涛の展開が待っていて思考が振り回され、それまで読んで理解した部分が全て覆される。かなり狙い過ぎた感があり一度読んだだけでは理解出来ない。ストレートに進んだままのラストの風景も見てみたかった。

2019/03/22

さっこ

初読みの作家さん。自殺サイトの管理人ヒロは、自分の知っているヒロアキではないか、過去の強烈な思いと事件の真相を探る主人公のカウンセラーの千尋。いろいろな伏線を回収した時あっ!と驚かされるのだろうけど、いろいろとこんがらがって、ちょっと分かりづらくて素直に驚かされることができませんでした。

2019/03/21

のんぴ

#毒よりもなお#NetGalleyJP 最後、どの人物が実在でどの人物が虚構なのか、どの話が実際の出来事で、どの話は小説なのか、妄想なのか、煙にまかれた感じ。ただ家庭が人間の心を作る基盤なので、愛のない親に育てられた子供は不幸だし、実際にありますが、しつけと称して親の思い通りに無理に従わせることは決してやってはいけないことだということはすごくよくわかりました。

2019/03/05

すももんが

いかにもJPOPに出てきそうな言葉シリーズ、何てネタになりそうな言葉の羅列。観念的な言葉は心の表面を上滑りしていく。何も心に染み込むものがない。私の心が瑞々しさを失ったのだろう。

2019/07/06

Norico

殺人鬼とカウンセラーといえば、本文中でも出てくる「羊たちの沈黙」が想起される。最後のあたりで、どこまでが真実なのかよく分からなくなってしまった。登場人物がよく聞くフジファブリック懐かしくて、かけながら浸って読んだのに…自分の読解力のなさが残念…

2019/08/04

感想・レビューをもっと見る