今昔百鬼拾遺 河童 (角川文庫)
今昔百鬼拾遺 河童 (角川文庫) / 感想・レビュー
starbro
京極 夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。文庫のため、既刊かと思いきや、百鬼夜行シリーズ最新作でした。本来であれば第一弾『鬼』からですが、図書館の予約に出遅れたため、本書からスタートです。3社横断3カ月連続刊行第2弾、本書のテーマは河童ですが、『尻』小説でした(笑)河童と言えば、黄桜の河童 http://kizakura.co.jp/gallery/index.html や西遊記の沙悟浄lですが、泳ぎの上手い猿の見間違いが河童の正体かも知れません。但し、百鬼夜行シリーズはお弁当箱本が良いなぁ。
2019/08/02
さくりや
三京祭第2弾。面白かった!登場人物が多く現代的な名前が多いと思ったら『虚談』刊行記念クイズ正解者……成程。南房総は見知った土地だが知らない地名が多かったな。そしてえっと東北の事件とは?『鵼の碑』を『源氏物語』の雲隠的なポジションにするつもりか?うーん、そろそろ中禅寺と榎木津の活躍が読みたいです……。
2019/05/24
ポルコ
多々良センセイの怒濤の蘊蓄で、今昔続百鬼シリーズを読んでる錯覚に陥る。そしてまたまた美由紀のラストのセリフに涙した。レギュラー陣たちの個性が強すぎて本筋の話があまり心に残らないが、読後感は爽快。
2019/05/27
イトノコ
益田に頼まれ、連続「尻出し」溺死事件の調査をする敦子。一方、実家に帰省した美由紀は第3の犠牲者を発見してしまう。尻がたくさん出てくる、京極先生の薄い本である(違う)。今作には多々良センセイも登場し、それだけで今昔続百鬼風味。久々の「ぬ」に笑った。若干、敦子も美由紀も存在感食われているような…。でも事件の真相はいい具合に仄暗い。廃屋にいる彼のビジュアルは…なかなかに怖いな。さて3作目は…。
2019/05/25
KAZOO
このシリーズは講談社文庫、角川文庫、新潮文庫から次々と出版されているようですね。この本以外はまだ読んでいません。私は最初の女学生たちの河童についての話をする場面で大笑いしてしまいました。京極先生もなかなか面白いことを考えているなあという感じでこの場面が一番印象に残りあとのほうはさらっと読んでしまいあまり印象に残りませんでした。
2019/07/22
感想・レビューをもっと見る