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里山奇談 よみがえる土地の記憶 (角川文庫)

里山奇談 よみがえる土地の記憶 (角川文庫)

里山奇談 よみがえる土地の記憶 (角川文庫)

作家
coco
日高トモキチ
玉川 数
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-11-21
ISBN
9784041081891
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里山奇談 よみがえる土地の記憶 (角川文庫) / 感想・レビュー

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MATSU

日本の山間部、里山にある不思議な話の短編集です。本当にあった話と言うか、伝聞が多く1つ1つが短いのであっと言う間に読めます。背筋がひんやりする話やほっとする話、又は山や里、川などに対して改めて感謝をと思う話でした。色々考えさせられました。

2022/05/30

Nao Funasoko

自然の中に入ることに馴れている生き物屋さんが集めた記憶の標本(蒐集)。いわゆる怪談のようなおどろおどろしい怖さはさほではないがまさに奇談というしかない不思議な話ばかり41篇。外遊び好きな方にはおススメです。

2020/04/16

瀧ながれ

怪談集。タイトルの通り、里山など人間の普段の生活から少しだけ離れた場所で出会った怪異が集められていて、だからもしかしたら簡単にそっちの世界にも入って行けちゃうんじゃないかと感じることが多かった。ただの恐怖ではなくて、少し前の日本人には日常的にあった違和感なんじゃないかな。冒頭の「観察会」が、巻頭を飾るだけのことはある不可解なハナシだった。うまく本の中に招いてくれたなーて思う。

2020/04/26

小夜風

【所蔵】生き物屋と称される人たちが好きな昆虫や動植物を求めて出かけた野山で体験したり聞いたりした不思議な話。「里山」とあるように普通に人々が生活を営んでいる田舎の何処にでもある、本当に聞き覚えがある気がするような話が多かったです。野辺送りの話や暗渠の話、防火水槽とか、子どもの頃に実際に体験した様なこともたくさんあって、自分がこの本に出てくる里山みたいな田舎で育ったことを実感(笑)。怪異と言い切るには身近過ぎて、田舎ではあるあるだよね~と懐かしい気持ちで読みました。自分的には虫の話が一番怖かったです(笑)。

2020/07/10

ラルル

虫屋、鳥屋、植物屋。生き物達の姿を求めて野山に分入った人々の不思議な話。夏の夕暮れ、ひぐらしの声を聴きながら読むのにピッタリの趣きのある怪談たちでした。竹書房のガツンとした怪談とは違う良さがあります。シリーズで出ているようなので他の巻も読んでみたいと思います

2023/08/10

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