まことの華姫 (角川文庫)
まことの華姫 (角川文庫) / 感想・レビュー
mariya926
なかなか面白い設定ですね。まさかまことの華姫が人形だったとは思いませんでした(笑)だけれども華姫の言葉はまことであると言われていて、人たちは見世物小屋までやって来てその話を聞きます。影の薄い月草も、過去があっても懸命に生きていて、たまーに冴えた推理力を見せるので事件がたびたび訪れます。雇い主の娘であるお夏も、父親との葛藤もこのコンビと出会ったことによって乗り越えられました。江戸時代の物語が好きですが、畠中恵さんの世界も楽しいです。続きが出たみたいなのでリクエストしてみます!
2020/09/15
Rin
本当は意思をもってる?と思わず疑っちゃうくらいに、生き生きとした姫様人形のお華。お華はまことを知っている。だからどうしても知りたいことがあれば、お華に尋ねればいい。でもそのまことは、本当のまことだから本人には都合の悪い場合もある。そう言われても、どうしても知りたいことを抱えた人々が、お華を腹話術で操る月草のもとにやってきて事件が起きてしまう。調査をする時も、手繰り寄せた真実を語る時も月草はお華を通して語るから、読んでいてもお華が1人の人間として語っているように思えてしまう。ミステリとしても楽しめました。
2020/03/14
優希
面白かったです。ミステリー仕立ての時代小説。ミステリーと言ってもライトで読後感も悪くありません。何より口の悪い人形・華姫とヘタレな人形遣い芸人・月草の凸凹コンビのやりとりがツボでした。
2021/05/16
kyokyokyo3201
なぜだか、なかなか読み進められず苦戦してしまった。月島の存在感が薄いためか、華姫が月島を借りて「まこと」を語っているように思えた。シリーズが進むと登場人物たちに親しみが湧いてくるだろうか。
2019/07/26
katsubek
軽め。さらりと読める。
2022/08/10
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