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グッド・オーメンズ 上 (角川文庫)

グッド・オーメンズ 上 (角川文庫)

グッド・オーメンズ 上 (角川文庫)

作家
ニール・ゲイマン
テリー プラチェット
金原瑞人
石田文子
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-05-24
ISBN
9784041083833
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グッド・オーメンズ 上 (角川文庫) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

アマプラで配信されているドラマが面白かったので読みました(今は吹替版をチマチマ、視聴中)。黙示録の成就(または天使と悪魔の戦いの決着)の為、アンチ・キリストが人間界に送られる。しかし、人間界での生活を謳歌していた天使と悪魔(どちらも、らしくない)はそんな事は真平で!『オーメン』のパロディでありながら、黙示録の舞台裏であり、韜晦に満ちた人生を送る人々の群像劇でもある。ドラマは原作に忠実でありつつ、更に細部を補完する作りになっていたんだな〜。でも余ってしまったBのその後が、原作ではハッキリと分かるのが何よりだ

2020/06/07

HANA

ハルマゲドンの開始を告げるべく、アンチ・キリストをアメリカ外交官の家庭に送り込む悪魔クロウリー。ただ病院内でさらに取り違えが起きて…。『オーメン』のパロディなわけであるが、ギャグやユーモアの味付け風味が非常に英国風なため、合う合わないはあると思う。私?私はパイソンが大好きなため大喜びしながら読み進められました。こういう物事がどうしようもない方向に転がっていくの大好きだし、ドッグとの出会いの場面なんかお約束だけどそれが面白いし。登場人物の誰もがシニカルなようで間が抜けてるようで、非常に好感触でもありました。

2019/11/08

ally

上下巻合体版をKindleで購入。面白かったです!聖書を元にしたドタバタ劇。言葉を操る天才なのでしょうかと何度も何度も思いながら、数日かけて読破。善と悪とかの概念が絶妙に変なバランスを保ってるあたりや、所々の言い回しで感動すること多々。長いし難しそうだったので翻訳版でしたが、大正解。翻訳者の方と著者2人の頭を借りて世界を見てみたいです。 要約すれば半分くらいの長さで済みそうだけど、これは物語そのものというよりその周りの細かい部分を楽しむ本なんだ、と勝手に納得しました。アメリカンゴッズもきになる!

瀧ながれ

「オーメン」てなんだろう(あの映画の主人公はダミアンだったよな)と思って調べてみたら、予兆というような意味らしい。「グッド」な予兆?何を示したタイトルかな? ハルマゲドンを実現させる反キリストたる赤ん坊が、権力者の赤ん坊とすり替えられようとしたとき、あるうっかりによって、同じ産院にいた一般家庭の赤ん坊と交換されてしまう。地球で暮らす楽しみを覚えてハルマゲドンに疑問を抱いた天使と悪魔とか、秘めた役目を実行する集団とか、終末を感じさせる不穏な作品なのにどうにもユーモラスで緊張感が続かない。下巻はどうなる?

2019/07/21

くさてる

ドラマは未見。あちこちに転がっているくすぐりがなんともふざけてスラップスティックで、ああ、そういう話かと飲み込むまでに時間がかかりましたが、納得してしまえば面白くて、どんどん読み進めることに。下巻に続く。

2020/09/05

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