論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集
論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集 / 感想・レビュー
starbro
有栖川 有栖は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者作家生活30周年、ミステリ文庫解説集でした。著者らしく論理的で緻密で読み応えがありますが、取り上げられている作品の内8/47しか読んでいないのが、残念です。
2020/01/03
さっこ
有栖川さんが寄せた文庫解説の数々。読んだことのない作品がとても多かったけど、有栖川さんの解説を読むとどの作品も手に取ってみたくなります。あいかわらず有栖川さんの推理小説への愛が感じられました。
2020/04/11
さっちゃん
これまでに有栖川氏が書いた文庫解説を集めたミステリガイド。恥ずかしながら、氏と「マンツーマン読書会」ができるほど紹介されている本を読んでおらず、ただただ読みたい本が増えてしまいました。 読メユーザーには覚悟の必要な一冊かも(笑)。紹介されているのが未読の作品ばかりでも全く問題なく楽しめます。わかりやすくて、作品や作者、ミステリ全般への愛にあふれた本でした。
2020/03/08
hanchyan@だから お早うの朝はくる
食欲のない時って、普段は大好物でも、漂う湯気を見ただけでゲンナリしたりする。けど、傍らにいる人物が「ん!とろける~♪絶妙~!」なんつって旨そうに食べるのを眺めてたら、なんとなく「一口だけ」と思い始めて、気づいたら自分もふつーに食べてた、的な。なんかそんな感じの本。一体、本格ミステリの感想をネタバレ無しで語るのって難しいもんなのに、そこはそれ、有栖川先生てばエッセイの名手であり解説の名手でもあるので、本書に取られたメニューが、やたらもう美味そうに思えます。どんだけ賞賛のボキャブラリー持ってんだ!っていう。
2020/05/06
タカギ
文庫解説だけを集めて本が出るなんて、さすが人気作家。そして書評家としてすごく信頼されている。作品と著者とに愛が感じられて、読んでいて安心できる。私も読みたい本がたくさん増えた。最初の解説が2002年で、書籍を検索しても在庫のないものがあって、さらに読みたくなる…。ジル・マゴーン、松尾由美、西澤保彦、結城充考、三沢陽一が気になった。私は自分がネタバレ平気なタイプだと思っていたけど、『樽』のネタバレ部分は一応飛ばしたので、平気じゃないのかもしれない…。
2020/06/09
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