九孔の罠 死相学探偵7 (角川ホラー文庫)
九孔の罠 死相学探偵7 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー
sin
大好物の三津田作品だが、このシリーズに限っては言い訳めいた解説過多でキャラ在りきの作品に感じてならない。死を視る探偵と云うホラーとミステリーとの融合が、黒術師や中途半端な〈黒捜課〉の設定で御座なりになったように思えてしまう。そして今回は特に怖がらせるストーリー優先のようで人命の重さを見失い、却って誘発される恐怖を薄く感じてしまう…と、思っていたら、作者の伏線にやられてしまっていた。主人公と共に騙され見事に操られてしまった。作者の術中に嵌まったと云うところか(笑)
2020/01/09
HANA
シリーズ七冊目。物語も佳境に入ってきて、本書は黒幕の右腕との闘い、中ボス戦である。舞台も超能力研究所と期待を抱かせる設定。冒頭から何かが噛み合っていない違和感があるので、帯のアオリ、重要人物の不在、何か違う登場人物の対応から事件の真相自体は割と早めに見破れたのだが、方法自体は予想外。てっきり別のものを使ってると思ったのだが、そうすると二人目三人目は難しいか。で今までちょくちょく出ていたラスボスの右腕の正体が判明するわけですが…こちらはインパクトに欠けるというか…正直、誰?といった反応しかできませんでした。
2020/01/10
眠る山猫屋
超能力を研究する施設に関連する呪殺の阻止を依頼された死相学探偵・弦矢俊一郎。超能力とな?今までと毛色が違うぞ?そして俊一郎も成長したな、と語られつつも、前半の主人公は猫の〝僕にゃん〟か?事件自体は宿敵・黒術師との対決から派生したもので、ミスリードはやや弛いがこのシリーズならではのグロテスクさも良い。特に死相を観た時のヴィジョンときたら・・・。そしてとうとう捕らえた〝黒い女〟の正体が衝撃。いや、忘れちゃってたけどさ・・・。小林くんといい、黒術師の負の感情を取り込む力が恐ろしい。
2020/01/07
雨
シリーズ7作目。黒衣の女とは?毎回思うのは愛染様とのやりとり楽しくて好き。
2020/05/08
あっちゃん
事件については違和感ありありで気付いたけど、警部は居ない、には騙された(笑)でも、やっぱり曲矢刑事との仲がいつもと違うと、しっくり来ない( ̄▽ ̄)
2020/05/25
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