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赤い部屋異聞

赤い部屋異聞

赤い部屋異聞

作家
法月綸太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-12-04
ISBN
9784041088302
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赤い部屋異聞 / 感想・レビュー

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starbro

法月 綸太郎は、新作中心に読んでいる作家です。装幀も雰囲気があり、著者が偏愛する古今東西の名作オマージュ連作短編集の佳作でした。オススメは、江戸川 乱歩『赤い部屋』のオマージュで表題作の『赤い部屋異聞』&『まよい猫』&『葬式がえり』の3本です。著者の『裁断されたあとがき』もGOODでした。

2020/01/26

buchipanda3

乱歩など古今東西の名作ミステリのオマージュ短編集。元ネタへの敬意を十分に感じさせる作り込みで、実に多彩なミステリの味をふんだんに楽しめた。著者がセレクトしただけあって、どれもひとクセもふたクセもあるものばかり。こんなミステリもあるんだと発想に思わず感服させられ、ミステリを読む楽しさを改めて感じた。さらに各篇ごとに著者の濃い解説が付き、元を読みたくなることしきり。「砂時計の伝言」「続・夢判断」「葬式がえり」「だまし舟」「迷探偵誕生」あたりがお気に入り。著者のミステリ愛が伝わってくる作品だった。

2019/12/07

aquamarine

オマージュ短編集。海外の名作へのオマージュも多く、元作品を知らないものが多かったのですが、元作品の内容がわかるようにうまく取り込んでいて、なおかつ元作品以上の読み応えと落ちを用意しているのがしっかりと伝わってきました。短いものが多いのですが、本格なものもホラー寄りのものもどれもとても良かった。細断されたあとがきもこのコンセプトにぴったりだと思います。一番衝撃を受けたのは「最後の一撃」これはそのテーマのアンソロに載っているよりも、こちらで単独で読めて良かったです。他に好みなのは「砂時計の伝言」「だまし舟」

2020/01/13

cinos

ミステリオマージュ短編集。「赤い部屋」のオマージュで始まったので、メジャー級の作品が選ばれるかと思ったら、意外と異色作家の作品から選ばれているのが意外でした。「最後の一撃」がクレイグ・ライスの読んだやつだとすぐわかったけど、最後の一行で決まるのがよかったです。作品ごとにあとがきがついていてそれはまた楽しかったです。

2020/01/25

さっこ

名作へのオマージュ短編集。元になった名作は知らないものも多かったけど、関係なく楽しめました。ホラー風味もあったり、最後にしっかりしたオチがあったり面白かかったです。前半の作品の方が特に良かったです。

2020/10/11

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