恋する寄生虫 (3) (角川コミックス・エース)
恋する寄生虫 (3) (角川コミックス・エース) / 感想・レビュー
黒瀬
完結。虫によってもたらされた臆病者たちの恋の物語は終焉を迎える。原作小説のあの切ないラストシーンが地の文無しで描かれているのがやはり漫画ならではの良さ。駆虫薬を用いて偽物の関係に終止符を打つために行動してきた人たちの想いは残酷な結果をもたらすことが判明し、皮肉の効きすぎている内容となっています。でも、虫がいなければこの二人は出会うことさえなく、最後にこんな美しい光景を独り占めできたんだからよしとするか、と白鳥は思う。
2020/02/21
レリナ
この息苦しいような、少し暗い、不思議な虫によってもたらされた恋の物語は綺麗な終わりを迎える。最後まで不思議な雰囲気を纏った寄生虫による恋の物語は美しいともいえる美麗な絵で締めくくられる。高坂と佐薙の恋がたとえ虫によって操られた恋であったとしても、二人の絆は本物であったといえるのではないだろうか。色々考えさせられる少し変わった恋の物語だった。コミカライズとしては上質なものであったと言える。原作が気になったので、読んでみようかな。とてもいい読後感を味わえるコミックスなので、オススメできる。作者の次回作に期待。
2020/01/26
毎日が日曜日
★★★ 完結。きっかけは寄生虫。そのあとは自分の意志と感情。
2020/01/27
maa
害虫だと思った虫は実は益虫だった…。終盤にかけては表面上はとても幸せそうに見えるけれど、確実に破綻に向かっていく様は胸が締め付けられるよう。でも、彼女自身が全身をかけて証明したことは、きっと彼も分かってくれるはず。。ハッピーエンドではなかったけれど、ストーリーと作画のはかなそうな感じがリンクしてとっても良かった。
2020/07/06
わち ⊱^>ω<^⊰ฅ
なるほどなるほどなるほどな。 その虫に名前をつけるとしたら、それは「恋」で良いのでは。 〈虫〉によって出会うべくして出会えた二人。
2020/02/01
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