ほどけるとける (角川文庫)
ほどけるとける (角川文庫) / 感想・レビュー
sakai
「戦友の恋」が大好きだったので、この世界にもう一度触れることができて幸せだった。美和ちゃん目線の佐紀さんがダサいけどかっこ良くて。自分の印象とは全く異なっていて、新鮮。「戦友の恋」再読したくなりました。
2020/02/02
えりまき
2023(205)大好きな大島さん。「ほどけるとける」「フィルムの外」の2作品。いつもながらテンポのよい会話文に、呼吸を忘れるほど引き込まれました。大和湯で働く美和ちゃん、タエさん、小説家の佐紀さん、3Dの彼←この表現がとても好きです。解説から「戦友の恋」は佐紀さんが主人公と知り、さっそく図書館に予約。楽しみです。
2023/07/16
ドナルド@灯れ松明の火
「渦」で気に入った大島さん、ピエタに次いで3作目。目的のないような学生がようやく仕事を見つけるまでのほんわかした話だった。 ややお勧め
2020/02/24
えつ
アンソロジー以外の作品は初めましての大島真寿美さん。表紙が大好きな北澤平祐さんだったので読もうと思った作品でした〜! 突発的に高校を中退した主人公の美和。祖父が営む銭湯でバイトをしながら、そこで出会う人たちと交流をし、最終的に進路を見出していくお話。最初は何だかダルいなぁ…って感じがしてたんだけど、登場人物の1人、佐紀さんが出てきてからグンっと楽しくなった!!!佐紀さんと美和の絡みが最高に好きだった。あと、弟のキャラも良かったな。読んでいてラクな気持ちになれた。そして、関連作品2作品も読みたいな。
2023/03/07
だいふく
『戦友の恋』を読んでからの再読。佐紀さんに対する君津さんと美和ちゃんに対する君津さんの違いが面白かった。こんな風に違う視点で描き分けられていると登場人物みんなが厚みを増していくよう。今回の方がずっと楽しく読めた。
2023/06/18
感想・レビューをもっと見る