こわい本1 蛇 (角川ホラー文庫)
こわい本1 蛇 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー
kinkin
うろこの顔の初出は1968年週刊少女フレンドから。楳図かずおは子供の頃よく読んだなあ。町中にまだ空き地がいっぱあった頃、貸本屋で借りた本を回し読み。夕暮れになるとだんだん怖くなったことを覚えている。現代はそんな怖さというものがほとんどなくなったと思う。楳図」漫画といえば擬音の多さ。ギャー、ワァー、ズルっ、シャーまだまだ。一点気になるのはヘビのウロコってそんなに簡単にはがれたりしない。うちで飼っているのもだけどヘビってサラサラしているのです。楳図漫画でヘビの怖さがインプットされた人も多いのかな。
2021/07/21
keroppi
前から欲しいと思っていた楳図かずおの「こわい本」シリーズが、角川ホラー文庫から新装版で発売と知って、早速入手。一巻目は「蛇」。いやー、蛇は怖いです。小さな頃から怖かった。なんせ、私、カエル🐸なもんで。カエル食べるシーンは正視できません。可愛い少女が蛇になっていくのも怖いです。収録作「蛇娘と白髪魔」は、大映での映画化作品。ガメラの湯浅憲明が監督。YouTubeに予告編がありました。本編見てみたいなぁ。 https://m.youtube.com/watch?v=BFU8pXYjSuw
2021/06/23
鱒子
読友さんに教えていただいた本。かわいい絵柄でよくもまぁこんな恐怖を!さすが楳図かずお先生。以前から持っていた古い朝日ソノラマ版は買っていない巻があり、全巻揃っていないのです。今回の角川ホラー文庫(全10巻)は買い揃えるぞっっ!
2021/06/25
馨
蛇がテーマの恐怖漫画。同じく蛇が怖い身としては夢に出そうな話でした。自分の肌からウロコが出てきたらどうしよう。
2022/11/06
HANA
蛇をテーマにした怪談三作を収録。ただ全ての作品に通底するのは少女と蛇との関連。全体の三分の二を占める大作「うろこの顔」を始め、初期の作品まで人間が異形なるものに変わっていく恐怖をこれでもかと味あわせてくれるなあ。しかも著者独特の少女漫画タッチな絵でそれが描かれるとね、もう大満足。特に顔が変化したシーンなんか特に。少女が手足を使わず蛇の如く胴で這いずってくる所とか、口でドアノブを開けるシーンとかおぞましくて実によろしい。著者の純粋なホラー漫画読むのは久しぶりだが、やはり独特の味わいが感じられ大満足でした。
2021/06/30
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