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お咒い日和 その解説と実際 (角川文庫)

お咒い日和 その解説と実際 (角川文庫)

お咒い日和 その解説と実際 (角川文庫)

作家
加門七海
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-07-16
ISBN
9784041092026
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お咒い日和 その解説と実際 (角川文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

加門さんの怖い物語ではなく、おまじないについての本当に民俗学的な分析の本です。最近はおまじないなどをあまり信じる人はいなくなってきているのではないかと思われます。私の年代の人たちは結構子どもの頃におまじないというのをかけていた気がします。何方かというとねがいごと的な感じが多かったのですがこの本ではそのさまざまな意味などを解説してくれて古代からの歴史的な分析もされています。こんなにもおまじないということについての解説本はめったになと思いました。

2023/01/04

あつひめ

昔の人は意識的におまじないを暮らしの中に取り入れていたかもしれないが、いつの間にかなんとなく無意識でおまじないを取り入れるような安易な使い方に変わってきてしまってる気もする。民族学的な難しいものもあるけれど、自分なりの験担ぎも心に暗示をかけるおまじない…のような気がする。昔から言われていることはきちんと根拠もありそうだ。でも、どこかでその根拠は伝えられていなかったり。そのミステリアスなところも効果がありそうと思わせられる要因のような。世界中にもおまじないはあるだろう。知識として知っておくのも良い気がする。

2020/08/10

meow3

古くから行われている日本中の呪術、祭祀などのオマジナイを紹介した本。ほんっっとうによく調べられていて、民俗学の域です。それにしてもこれだけのまじないがあるのは八百万の神がおわします日本ならではですねぇ。

2020/09/01

ヘビメタおやじ

面白かったです。題名からして、オカルト・スピリチュアル系のものかと思っていましたが、起源と歴史が詳しく書かれていて、知的好奇心を刺激します。おまじないというのは、宗教よりも根源的に世界をどう見るのかということなのだとよく分かりました。何気ない仕草にも、人間の世界に対する思いが表れる、人間がいとおしく思えました。

2022/03/16

たけはる

新年1冊目。この方の本は学問的なところがあっておもしろいなーといつも思う。本書もおまじないのやり方などではなく、どういった物や仕草に人間が呪術的な力を見出してきたかといった論に主体がある。知的好奇心が刺激された。

2022/01/02

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