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オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫)

オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫)

オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫)

作家
オー・ヘンリー
越前敏弥
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-11-21
ISBN
9784041092392
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オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫) / 感想・レビュー

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海猫

オー・ヘンリーの作品集が新訳で出ていたのを知り、読んでみた。どの話も短くてオチにどんでん返しがあるので、ショートショート的に読める。都市小説として情感と哀愁があり、各編じんわり沁み入る感覚があった。収録の16話のうち読んだことがあるものは4作あり、あらためて読んでも面白い。特に「自動車を待たせて」は好きな話なのでまた読めて良かった。ゴッホの絵をあしらったカバーが素敵。こういう雰囲気のある「夜のカフェテラス」で、一編一編読んでいけたら贅沢な気がする。第二集がもうすぐ刊行されるようなので、楽しみにしておこう。

2021/02/12

鱒子

ずいぶん前に読んだOヘンリー短編集はどの出版社だったかよく覚えていませんが、ウィットに富んだ素敵なお話しばかりだったような記憶が。しかし、本書はシニカルな話ばかりです(個人的にはこっちの方が好み)。しかぁし、この本全ての短編の冒頭にはあらすじが付いているのです。オチの直前まで書いてあるのです。——それいる?短編だよ?という気持ちがムクムクとわいてしまいます。

2021/01/18

坂城 弥生

表題作の賢者の贈り物は内容が有名なので、知っていたけど、作者は知らなかった。勝手に聖書の中の話だと思っていた。

2020/12/07

シフォン

オー・ヘンリーは、賢者の贈り物、最後のひと葉は以外は初読み。この傑作は、表紙のゴッホの夜のカフェテラスが似合うニューヨークを舞台の16作。時代や国が異なるため、理解できない部分も多いが話のひっくり返し方がすごすぎる。賢者の贈り物は、とても美談な話だと思っていたのだが、これらの短編と並べると落ちだったのかと疑ってしまう。

2020/12/30

ほりん

オー・ヘンリーの短編集。「警官と讃美歌」「賢者の贈り物」「桃源郷のはなかき客」「春の献立」など16編。ニューヨークを舞台にした作品が多い。慎ましく懸命に生きる庶民には温かい結末を、見栄っ張りや下心のある者には辛辣な一撃を…。といっても単なる勧善懲悪ではなく、不条理や人生のどうにもならない哀しみが、塗りこめられている。「ハーグレイヴズのふたつの顔」では、かつて南部の大地主だった、誇り高き老人が登場する。時代遅れの老人の哀愁を描きながらも、温かい目で見つめているのが感じられて、好きな一編。

2022/09/12

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