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オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉 (角川文庫)

オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉 (角川文庫)

オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉 (角川文庫)

作家
オー・ヘンリー
越前敏弥
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-03-24
ISBN
9784041092408
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オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉 (角川文庫) / 感想・レビュー

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鱒子

以前から頭の片隅にぼんやりと残って気になっていた話が載っていました。「魔女のパン」おぉコレコレ!Oヘンリーの話だったのか!謎が解けてスッキリです。表題作は言わずと知れた超有名作。その他の作品もシニカルなユーモアと生き生きしたキャラクターたちで、実に魅力的。「赤い酋長の身代金」はカートゥーンみたいで楽しかったです。ドルーピーが似合うなぁ。

2021/06/17

海猫

傑作集1を面白く読んだけれど、この傑作集2は、より作品のセレクトがバラエティーに富んでいて、ミステリ的な味わいの強いものが多く、さらに楽しんで読めた。12編のうち、既読の作品は4編。収録作のうち「ジェフ・ピーターズの人間磁気」は主役の詐欺師コンビを主人公にした話を十数作、書いてるそうでこれは是非シリーズで読んでみたいものだね。その他、ニューヨークが舞台でない作品も雰囲気が違って楽しかった。巻末の年譜を見ると、世の中の酸いも甘いも知り尽くしたような作風の作家が、40代で亡くなっており皮肉で哀しい感じがする。

2021/03/27

マリリン

【O・ヘンリー誕生日読書会’21】愛も悲しみもコミカルも潜む短編集。数度目の再読であるはずなのに新鮮な感覚。「最後の一葉」はベアマンの心情が心に沁みる。「救われた改心」は過去から足を洗ったものの意外な場面で得意技を披露した勇気に感動。「魔女のパン」、パンの耳はデッサンの時使った記憶が蘇る。相手の状況を知らない善意の残酷さをコミカルに描くセンスに惹かれる。「水車のある教会」はジワッと暖かさを感じた。「運命の道」は着想が面白い。「赤い酋長の身代金」は何とも愉快。歳を重ねる程作品を読んでの感じ方の変化が嬉しい。

2021/09/14

クラムボン

「オー・ヘンリー傑作集1」はニューヨークで暮らす人たちを、皮肉と機知を相交えつつ、意外な結末に苦笑する作品が多かった。「傑作集2」でも同じ味わいのものが多いが、チョット毛色の違う作品も混じっている。そして南部を舞台にした作品が半分近くある。作者は地方に生まれ20歳頃に南部テキサス州に移り青年期を過ごした。10年以上も其処で暮らしたのだから作品への影響は強いと思う。意外にもニューヨークに住んだのは40歳から亡くなるまでの8年間と短い。そこが彼の終の棲家となるのだから、根は都会人気質の持ち主なのだろう。

2024/02/24

雲國斎

久々にO・ヘンリーの作品集を読む。全12短編で、初めて読むものがほとんど。どれも楽しめた。おしまいの「赤い酋長の身代金」が笑えた。「最後のひと葉」「二十年後」は、以前は中学の国語教科書にも掲載されてたが、今はどうなのかな?

2024/08/28

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