林原めぐみのぜんぶキャラから教わった 今を生き抜く力
林原めぐみのぜんぶキャラから教わった 今を生き抜く力 / 感想・レビュー
vinlandmbit
図書館本。林原めぐみさんのこれまでの声優人生を、当時のエピソードや演じたキャラのキャラクター性も交えながら振り返る一冊。1人1人のキャラクターと真正面から向き合ってるからこその多くの学びを、一つ一つの仕事で学ばれてるのだな、と尊敬と示唆・気づきをくれる一冊でした。また、アニメ、声優という仕事の時代の移り変わりに伴う変遷も垣間見る事ができました。良書です。
2022/07/28
緋莢
図書館本。目次を見ると、年代ごとに演じてきたキャラクターの名前が書かれているので、その紹介と、当時の状況を書いた本かな?と思ったのですが、半分くらい正解。<人一人の人生では決して経験できないような思考を自分の中に 取り入れることで見えてきた、「現実を生きる力」、「生き抜く力」。それを、なんとか伝えられないものかと思い立ち、筆を取ることにしたのです。>と、「はじめに」にあり その通り、キャラクターを演じた事で得た〝学び”についても書かれています(続く
2022/12/10
かなで
声優・林原めぐみさんがこれまでに演じたキャラクター達について語りつつ、当時の経験を綴った自叙伝。小学生時代、初めて声優さんの名前を覚えたのがポケモンのムサシを演じていためぐさんでした。お決まりのセリフ「やな感じぃ〜」はアドリブから採用されたのですね…!80年代から現代まで10年刻みで章が分かれており、アニメ史の移り変わりも感じられた。内容だけでも圧巻なのに、尾田栄一郎さんや高橋留美子さんなど、彼女が出演した作品の原作者である著名な方々が描き下ろしイラストを寄稿されていて、とても豪華な一冊だった。
2021/09/26
がみ
エヴァとコナンの劇場公開とマンキンのリメイクとが重なるこの時期に林原さんの本が出版されたので読むしかないと思って読んだ。以前も林原さんのインタビュー本を読んだことがあるけど、本当に声優という仕事に熱心で、またその仕事を愛しているんだろうなと思う。人柄も本当に良いんだろうなというのが、自分が演じたキャラを熱く語るその口調や、そこにまつわるエピソードからビシビシと伝わってくる。驚いたのはポケモンに出てくるロケット団の去り際の「やなかんじ〜!!」。あれが最初はアドリブだったという事実。運と才能と努力と愛の人だ。
2021/04/15
まこ
決して読みにくいわけじゃないのに、デビューしたての80年代、現場での経験の多さにのっけから精神にグサグサくる。楽に読めるようになった90年代以降も綾波やみよ吉さんなど思い出したタイミングでぐさりと来る。この「グサッ」はめぐさんが直に経験したものが受け手の私にも直接来たものだと思う。久しぶりに腹にさらしを巻きながら読んで、終わったら一息とさらし外した感じの読書だった。
2021/02/28
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