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政略結婚 (角川文庫)

政略結婚 (角川文庫)

政略結婚 (角川文庫)

作家
高殿円
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-08-25
ISBN
9784041092903
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政略結婚 (角川文庫) / 感想・レビュー

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kei302

文庫解説は書評家の藤田香織さん。風習や家格、女性の生き方の変化の少なさを再認識した感じです。KindleUnlimited

2023/12/04

るぴん

加賀前田藩主の三女として生まれ、分家の小松藩に嫁いだ勇、海外育ちのため、日本の窮屈な華族関係に馴染めない万里子、伯爵家に生まれながらも家が没落し、舞台女優としてデビューした花音子。幕末〜昭和初期まで、家というしがらみに翻弄された3人の女性の物語。「政略結婚」というよりは「家」そのものを強く意識させられた。「プリンセス・クタニ」で、万里子が自分のルーツである小松を訪れた場面が印象的。自分にとっては邪魔な家名でも、それを誇りに思い、よすがとして生きる人々もいる。いつの時代でも、何かを背負って生きるのは大変だ。

2020/10/05

鐵太郎

三編の連作中編で、直接の関係はないのですがあるアイテムで繋がっています。まず、「てんさいの君」。江戸末期に加賀大聖寺藩に嫁いだお姫様(この人だけ実在)の苦闘記。このお話だけは政略結婚といえるかもしれません。「プリンセス・クタニ」。明治半ばにパリで生まれた小松前田家のお嬢様の物語。帰国子女として学習院でも家庭でも浮いた存在だった彼女の思いとは。「華族女優」。戦後の華族制度廃止の中で没落した深草伯爵家の令嬢は、どう生きたのか。 ──時代を三つの別々な視点で切り取った、見事な物語です。

2021/09/23

さっとん

☆3

2023/08/18

まつこ

3つの時代で繋がる女性たち。生き方は皆違うけど、どれも好きです。大正時代が舞台の「プリンセス・クタニ」がロマンチック!女性はやっぱり強い。

2021/04/09

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