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傷痕のメッセージ

傷痕のメッセージ

傷痕のメッセージ

作家
知念実希人
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-03-12
ISBN
9784041094099
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傷痕のメッセージ / 感想・レビュー

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starbro

知念 実希人は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、医療警察ミステリ、多少設定に無理はありますが、最後までスリリングに一気読みしました。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/5553

2021/04/22

ウッディ

かつて刑事として連続幼女絞殺事件を追っていた父、医師として父の病理解剖に立ち会った千早は、胃壁に遺されたメッセージを見つける。医療知識を用いたミステリーで、28年前の事件が迷宮入りした理由、そして生前は心を通わせることができなった父と娘の間に存在した確かな絆は読み応えがあったのだが、胃壁に文字を刻んだり、遺体の声を聴くといって、事件の捜査にまで乗り出す病理医の紫織のキャラがやりすぎのような気がして、物語に入りこめなかった。結局、父は娘を守ることができたと言えるのかも疑問が残った。

2021/09/20

旅するランナー

胃壁に暗号を残すという、意表を突いた異常な行為から始まる、犯罪ミステリー。重たい事件の謎を解明していく、二人の女医とはみ出し刑事の軽めなキャラがバランス良くて、読み進めやすくなってます。冷静に考えるとあり得ないとは思えますけど、ここは素直に驚愕の展開を楽しみたい。

2021/06/27

うっちー

現実離れしてるけど面白かった

2021/05/15

utinopoti27

父が自らの胃壁に遺した謎のメッセージ。それはかつて刑事だった父が、執念の捜査の末たどり着いた、28年前の事件の真相を示唆するものだった・・。複雑に絡み合うプロットを、平易な文章で包み込み、万人受けするエンタメ作品に仕上げる手際に、知念氏の真骨頂が見て取れる。一方、多少の無理は承知の上で、お涙頂戴に結びつける独特の力業は、評価の分かれるところかもしれない。いずれにせよ、医療知識を駆使したミステリで、多くのファンを惹きつけてやまない著者が、満を持して発表した本作。まさに期待にたがわぬ力作と言っていい。

2021/07/06

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