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岡本太郎の眼 (角川文庫)

岡本太郎の眼 (角川文庫)

岡本太郎の眼 (角川文庫)

作家
岡本太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-12-24
ISBN
9784041095812
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岡本太郎の眼 (角川文庫) / 感想・レビュー

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100

前半は怒りすぎてて、読んでるこちらはポカーンって感じ。昔、近所にいた喜怒哀楽の強いおっさんのよう。数々の言葉は芸術家には不要のものに思われるが、本人が自身の肩書きを人間としている以上当然か…

2021/01/18

kum

断片的にしか知らなかった岡本太郎氏。これほどまでに人間本来の純粋さと情熱を併せ持った人だったことを今になって知った。「子供は自分の考えていることを親にぶつけたい。だが本当に親が率直に受けてくれるかどうか、不安なのである。話そうとしても、何か自分の気持と親の受け取り方がくい違ってしまう、という予感がある。」この本を読もうと思ったキッカケは、別の本でこの言葉が引用されていたから。大人の子供に対する態度、人間としての精神の高貴さに触れる鋭くもまっすぐな言葉の数々に、背筋が伸びる思い。

2022/12/30

ロビン

1965年に「週刊朝日」に連載されたエッセイをベースにそれが書籍化された角川の新書『美しく怒れ』などの内容・構成を大幅に増補改定したもの。文化論、社会論、教育論、女性論、人生論・・この世の中のあらゆることに心を開き、保険も打算もなくナマ身でぶつかっていく太郎のノーブルな潔さ。カメレオンの如き「自覚なき変節」を本能的に行い恥じることのないエリートたちの中で己を貫く生き方をするにはどれだけの覚悟とエネルギーが必要か。正岡子規やルター、日蓮にも通じる炎上覚悟の改革者の気概、惰性や形骸化と闘う熱い心がここにある。

2021/05/02

no.ma

太郎ならではの眼と言葉にはっとさせられます。《誕生日はコヨミの上でくりかえされる偶然の符号であり、永遠の時間の流れにこまっしゃくれたシミをつける必要はない。誕生日というなら、その日その日がそうであり、常に充実して生きていれば、空虚な日付なんか吹き飛ばして思い出すこともない。/(野球観戦など)代用の生きがいにうつつをぬかして、自分をごまかしてしまうのは空しい。ご自身は指一本動かしたわけではない》。ごもっともなのですが、オリンピックは許してくださいね。

2024/07/28

maekoo

週刊朝日に連載された内容を書籍化したものを底本に未収録作品も収め再構築した人間「岡本太郎」の生き方と残してくれた言葉や考え方が判り勇気と意欲を貰える心が燃え爆発出来る素晴らしい人生指南書! 今の生き難い世の中に於いて多くの若い人達の中で受容され、リアルタイムで知っている人にはその特異な行動の意味が知れ、又言葉や思想から学べることは甚大にあります! 理解者で養女であった敏子氏の寄稿や平野暁臣氏のあとがき文は太郎氏の人間像と偉大な痕跡を感動的に伝えてくれます! 今、読むべき本!! 特に岡本太郎ファンは必読!

2023/03/05

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