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仮面 / 感想・レビュー
starbro
王様のブランチのBOOKコーナーで紹介されたので、読みました。伊岡 瞬、初読です。誰もが少なからず被っている仮面、スリリングな内容で快調に飛ばしました。犯人がバレバレなだけに、最期にサプライズがあれば、もっと高評価につながったと思います。ショーンKの経歴詐称事件を想い出しました。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/6009
2021/08/19
旅するランナー
仮面をつけた野郎たち。韓国映画っぽい、ダークでグロい軽快さを感じる、クライム小説。心イラつかせる展開だが、宮下刑事の一貫した誠実さで中和されます。犯罪者の流れるような破滅への道が楽しめます。
2021/10/05
いつでも母さん
この世は仮面舞踏会。ならば誰よりも軽やかに優雅に最期まで舞えよ!正直言って気持ちの座りが不快な奴らばかりだった。生きていると仮面が必要なときはあるよね。見栄や保身、快楽や人を陥れる為の仮面ばかりはゲンナリする。ましてや隠すために殺すな!ムカムカした気持は宮下刑事の言葉で救われる。そこにたどり着くまでが兎に角我慢だった。伊岡さんだものね。宮下刑事お久しぶり、又どこかで会えると良いな。
2021/07/28
まちゃ
刑事、犯人、被害者それぞれの視点での章立てはスピード感があって、引き込まれました。「ノンストップ・クライムサスペンス」ということでしたが、ラストは足早で少し物足りなく感じました。読字障害を抱えながらも作家・評論家として活躍する三条公彦。行方不明の主婦・新田文菜の捜査にあたる刑事の宮下と小野田は、白骨遺体で発見された宮崎璃名子と文菜のつながりに気づく。そこから浮かび上がってくる三条との関係、そして明らかになる仮面の下に隠された三条の別の一面。
2021/08/12
のぶ
最後まで読み通してタイトルの「仮面」の意味が分かった気がした。本作は三条公彦という人物を中心に展開していく。読字障害というハンデを持ちながらアメリカ留学後、作家や評論家として活躍している。そんな人物の周辺でパン店経営者の妻の白骨遺体が発見される。一方で、新田文菜という女性が行方不明となる。捜査にあたる刑事の宮下と小野田は、次第に事件の全貌を掴んでいく。この展開がサスペンスを盛り立てるが、自分は登場人物の何人かに共感が持てず、作品に深く入り込んでいく事ができなかった。決してつまらない物語だとは思わないが。
2021/08/22
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