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ほとけの心は妻ごころ (角川文庫)

ほとけの心は妻ごころ (角川文庫)

ほとけの心は妻ごころ (角川文庫)

作家
田辺聖子
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-07-16
ISBN
9784041096772
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ほとけの心は妻ごころ (角川文庫) / 感想・レビュー

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ふじさん

久しぶりの田辺聖子、やはり面白い。ダメな人がだめなまま生きることが許される世界、おおらかで風通しがいい。今の時代に忘れかけているものではないか。ここに登場する男たちは愚かでしょうもないが、それを理解し、支え許す健気な妻がいる。ここに登場する男たちは幸せだ。様々な夫婦の在り方を鋭い筆致とユーモアたっぷりに描いた短編。

2021/09/27

クプクプ

1980年の作品を最近、文字を大きく改版した本。短編集で「もう長うない」という作品が私は一番気に入りました。1980年といえば私は小学生だったのですが、この本の登場人物を当時の両親に重ねたり、今の自分に重ねたりして非常に面白かったです。私は田辺聖子の作品の時代背景がわかることにはっきりと気づいた読書でした。

2021/08/05

えりまき

2023(348)色々な夫婦の短編集。どのお話も、妻が夫を立てていて・・・というか、上手に操作している。どのお話も他人事なので、楽しく拝読。自分だったら絶対耐えられません!寺地はるなさんの解説「だってわたしたちはみんなそれぞれ、数多の欠点を抱え、お互いに許したり許されたりしながら生きている。」

2023/12/09

tomoka

妻のほうが一枚うわてと言うことでよろしいかと。

2020/09/07

ちどり

いろんな夫婦の短編集。 だいたいの家庭が ろくでもないオット(小さな家庭王国の暴君みたいなん)と妻という構成。 こういう旦那は今の世ではNGである。 女は耐えるというのでもないし 我慢でもないし、否定するというのでもない。 しかし 昭和の女たちは(戦時中を知る女たちは) こういう男たちを対岸の火事のように客観的に見ており 同じ土俵に上がらない。 広くて深くて聡明であったかい。 女としてこっちのほうが上等に見えるのは何故なんだろう。 昔の女の方が賢しかったのかもしれない。

2021/05/18

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