池上彰と考える 「死」とは何だろう
池上彰と考える 「死」とは何だろう / 感想・レビュー
きみたけ
やはり池上彰さんの本は分かりやすくて良いですね。三大宗教をはじめ多くの宗教の現場を取材し、それぞれに向き合ってきたジャーナリスト池上彰氏による「死」の世界を考察した一冊。生物学的に見た「死」とは、宗教による「死」の捉え方の違い、臨死体験やお迎え現象、東日本大震災やコロナ禍で見られた「あいまいな喪失」、釈徹宗氏との対談など。様々な確度から「死」を見つめ「生きること」とはどういうことか、改めて考えてさせてくれる内容でした。
2022/12/10
mintia
先週、大切な人を亡くしました。タイミング的に今読んで良かった。死と向き合って色々とこれからの人生を考えることができた。
2021/06/28
あつお
誰にでも訪れる「死」の考察。 誰も経験したことがないが、必ず訪れるのが「死」。死に対する向き合い方、宗教観は地域や時代により様々存在する。本書の主な内容は①死とは?、②死生観、③突然の別れ。①細胞レベルの死とは、古い細胞と新しい細胞の循環。生命を維持するために必要な行為。生物としての死も、その種を存続させるために必要な行為だろうか。②宗教や地域により、死後の世界は異なる。循環するもの、天国へ行くものなど。③パンデミックや自然災害により、身近な人は突然居なくなるもの。全ての人との時間を大切にしたい。
2023/05/01
May
★★★☆☆ 新型コロナウイルスにより亡くなった方の話、震災で亡くなった方を乗せたタクシーの話、お迎え現象。非常に興味深く読みました。「あいまいな喪失」という言葉は初めて聞いたけど、今の世の中そういう現象は至る所で起きているんだろう。タクシー運転手の方の話では「伝えたいことがあって会いに来てくれたんだ」と私は考える。そういう考え方がその人の「死生観」であり、人によって考え方が違うこと。自分の生きる上での優先順位。改めて考えるきっかけとなった。
2021/09/04
Eddie
人間はみんながみんな確実に死ぬのに、死ぬことについては理解していないことも多いかもしれません。この本を手に取って自分の最期をちょっと考えてみるのはアリかも。
2021/11/11
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