KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

SIGNAL シグナル

SIGNAL シグナル

SIGNAL シグナル

作家
山田宗樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-10-01
ISBN
9784041097908
amazonで購入する

SIGNAL シグナル / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

山田 宗樹は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、宇宙SF青春譚でした。地球の様な生命が生息するような星が存在する確率は、千兆分の一の奇跡的な確率のようです。私は、M33さんかく座銀河の生命体は信じていませんが、M78星雲光の国の存在は信じています(o|o)

2020/12/02

しんたろー

遠い星から届いた電波を受信した専門家と、それを声として感知できる人(レセプター)の物語…と書くとゴリゴリのSFと思われるだろうが、前半は中学生・芦川翔と二人の先輩が核になった青春ドラマとして展開していて清々しい。後半は成長した翔とレセプター達が絡んだ17年後…理系要素が欠落した私でも「宇宙と生命の奇跡」に想いを馳せられるような知識を得られるのが嬉しかったし、レセプター達に温かく切ないドラマを描いてあるのも好感。代表作『百年法』のような重厚な作品だけでなく、SFドラマを読み易く提供してくれた山田さんに感謝!

2020/11/09

ちょろこ

浪漫と興奮の一冊。あの「三体」を思い出す面白さだった。三百万光年離れた銀河から送られてきたシグナル。それは地球外知的生命からのシグナルだった…もう、これだけで浪漫一色の無限の世界へ連れ出された気分。このシグナルの意味、送った彼らの目的は何なのか?さまざまな仮説に興奮の嵐。壮大な遥か彼方の宇宙の鼓動を感じたくなる。今、この瞬間にどこかでシグナルが交わされていたら…浪漫と興奮をもらえた幸せな時間。壮大な夢を追い続けるアオハル、熱い想いもキラリと良かった、小難しくなくSFを楽しめる作品。

2021/02/04

ままこ

あらすじを読んだ時パニックSFかと思ったけど違った。三百万光年離れた銀河から地球外生命体から人類に向けて電波信号が送り続けられる。その目的とは…。複雑な宇宙科学用語はよくわからないところもあったけど、知的好奇心に溢れていて浪漫を感じ軽やかな語り口で読みやすい。読了後、冒頭に引用された一文〈それでも、わたしたちは遠くを見ようと試みる。〉の意味に納得。興味深いキャラだった朱鷺丘先輩への〈貸し〉の件も気になるので続編があれば読んでみたい。

2021/01/13

aquamarine

天文台がとらえた人工電波は三百万光年離れたM33さんかく座銀河からのものだった。電波を発信した地球外知的生命体は何を地球に伝えたいのか。一方で同時期に宇宙からの声を感知する人が現れる…。中学生の芦川と高等部の先輩で天文学者を母に持つ朱鷺丘、そして声を感知してしまったレセプター達の当時と17年後を中心に話が進む。どうしても「三体」を思い出し話にも出てくるが、それと比べるものではないと思う。SF部分より登場人物たちの期待や責任や葛藤など感情の機微に心を寄せた。静かで優しい読後感の一冊だった。#ニコカド2020

2020/11/02

感想・レビューをもっと見る