危険な世界史 運命の女篇
危険な世界史 運命の女篇 / 感想・レビュー
takaC
いざ読んでみたらタイトルと内容が合っていないということが判った。サブタイトル「運命の女編」に至っては意味不明。誰か教えて。
2014/09/23
R
世界史豆知識本かと思ったら、世界史的な出来事を扱った映画評論でした。本として体裁を整えるためマリー・アントワネットの生没を軸として、いつごろの話かと解説しつつ、世界の歴史に関わった女性というか、人々の営みについて書いてありました。映画を見ていないと理解に苦しい部分はあるものの、中世における女性の生きづらさや、女帝、女王の強さみたいなのがわかって楽しめました。個人的には成り上がった娼婦の髑髏を大切にしていた女王の話がとても心に響きました。
2017/08/30
tama
図書館本 いつものパターン。でも面白い。今回は特に後半の「映画」関係のところが面白かった。ホントにハリウッド映画は観客をバカ扱いして作ってるってのがよくわかった(日本でもか?)。観客が歓ぶ⇒映画が当る、からってまっとうな原作をそんな変え方していいのか!?
2013/12/20
かめりあうさぎ
少し残念だった。『怖い絵』のイメージで買ってしまったが、映画鑑賞エッセイみたいな内容で微妙。一応、史実との違いを説明したりと著者らしく体裁を整えようとはしているがそれも浅すぎてなんだか軸が欠けている一冊といった印象でした。例えばタイトルに映画論評とか入っていたら、肩透かし感が和らいだんだと思いますが。しかし、観たことがない古い映画がたくさん紹介されており、興味を持たせてくれるのには少しだけ役に立ったかな。
2017/12/19
chacha子
表題にあるとおり、史実・創作問わず運命に翻弄されたありとあらゆる女性を主に取り上げたエピソード集。若いチャイコフスキーのパトロンでありながらついに彼と一度も顔を合わせなかったメック夫人、壮絶な夫婦喧嘩の末にトルストイを追い出し客死させた悪妻ソフィア、盲目と鬱を克服し、三重苦の少女に生きる喜びを教えた“奇跡の人”サリヴァン先生など、著名な人物のそばに立ち、時代の荒波に果敢に立ち向かった女性たちに光が当てられる。功名の陰に機知あふれる女性あり、といったところ。
2015/09/02
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