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東京ピーターパン

東京ピーターパン

東京ピーターパン

作家
小路幸也
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-10-29
ISBN
9784041100363
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東京ピーターパン / 感想・レビュー

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エンブレムT

今の時代ならではの『おとぎ話』のような優しい物語。夢を追いかけて生きるのはシンドイこと。だけど、全てを諦めて生きていくことは、実はもっとシンドイことなんだ。・・・短編の主人公として、それぞれが背負ったものを語りだす登場人物たち。点と点として存在していた人たちが、音楽という線でつながり、バンド演奏という一つの形を成していく様には言いようのないカタルシスがありました。ただ、それはあまりにも刹那的で・・・。そう。まるでドミノ倒しに挑む人々の舞台裏を見たような・・・そんな風な連想をしてしまう物語でもありました。

2012/03/19

紫 綺

新年初読了。読了後、若い頃のように、身体中の血が沸き立つ感覚を味わえた。初めはスローペースで、キャラ個別のエピソード展開だったが、急速に収束していくところに爽快感をおぼえた。バンドを組み、曲を編み上げていくという行為は、やはりサイコーの快感だ!!

2012/01/02

ひめありす@灯れ松明の火

東京の夜に出会った僕ら。現実に生きていく為の影を失った、引きこもりにホームレス、夢ありしニート、駄目警官。そして犯罪者候補の男達。もしその影を拾ってくれたのが夢を信じる少女でなかったとしたら。名前をつけるなんてもったいなくて出来なかった。終わりなく続けたかった僕らのNeverLand。一夜限りのナモナキラクエン。夜が明けて、楽園を追放されるその時には言葉にならぬ約束と、朝日に向かい合うそれぞれの足元から延びる新しい影。東京の夜空に舞ったピーターパンと、そんなでくの坊な男達を愛した一人のウエンディの物語。

2012/01/12

NOBU

誰だって傷付きたくはない、自分を守りたい。 踏み出す一歩は遥かに遠く、そこに留まる事で逃げまわっているのかもしれない。だけど、夢があった。忘れたはずで忘れられない夢に、心の片隅ですがり続けている。大人になりたくないピーターパンの様に。そんな中で、ふとした人との関わりが前を向くきっかけになるのかもしれない。人は一人では生きていない。小路節、爽やかな温かさ健在。

2011/11/20

ゆみねこ

伝説のギタリストでホームレスのシンゴ、メジャーを目指すベースのコジー、平凡なサラリーマンで抜群の歌声の持ち主石井、寺の土蔵に引きこもる高校生聖矢、石井が起こした事故によりみんなの世界が交わるときに物語が大きく動く。悪人が出てこないお話はサクサクと読みやすい。交番の吉川さんのキャラが良かった~。このバンド、1曲で終わってしまうのは勿体ないって思った。

2012/02/26

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