こころのつづき
こころのつづき / 感想・レビュー
紫 綺
家族をテーマの短編集、シリーズ2作目。どのお話も心の隙間に滑りこんできて、温かく埋めてくれる。ついウルっとなるので注意が必要。小さな小さなキーワードリンクも楽しい。
2014/10/19
パフちゃん@かのん変更
初読みの作家さん。家族に関連する8つの短編。最後の『お日さまに休息を』が最初の『ひかりのひみつ』と繋がっている。多分『ダンナの腹具合』も。他にもあったのかもしれない。『ダンナの腹具合』が面白かった。『Fの壁』の離婚した奥さんとその父親の態度に腹が立つ。
2016/05/23
ゆみねこ
ちょっと重たい物語の合間に、森さん。8つの物語、なかでも「ひかりのひみつ」は表紙のイメージそのままで、とても印象的。最後の「お日さまに休息を」まで、少しずつつながって行く。「小さな傷」、伯母さんが元気になってくれたらいいな。。
2017/02/03
chimako
どこにでも有りそうで、そこにしかない家族の風景。背負っているものは人それぞれ。分かってもらおうなんて思わないけれど、ふとした優しさに心が揺れる。ホッとしたとき、涙が溢れる。そんな一冊。
2015/06/10
せ~や
一話一話あっさりとしていて、スラスラ読める。でもどの話も、読み終わってから少し余韻に浸りたい。そんな短編集。「ひかりのひみつ」と「お日様に休息を」のそれぞれ最後の言葉に救われます。頑張っている人がいるから、当たり前が当たり前のように見える。人のこころは、明日につづきがある…なぜだか刺さって抜けません。歳を重ねた時、もう一度読みたいな。何気ない日常の、誰かからの何気ない一言に救われる事がたくさん。森浩美さん、やっぱりいいな。オススメ本です。☆5
2018/07/21
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