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眺望絶佳

眺望絶佳

眺望絶佳

作家
中島京子
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-02-01
ISBN
9784041100967
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眺望絶佳 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

スカイツリーと東京タワーの【往信】と【復信】が良い。発送が良い。特に【復信】には昭和の香りが漂い居心地読み心地が好きだった。将来、東京タワーが撤去される日がくるのだろうか?きっときっと寂しく感じるだろうな。間の短編には私には?の話もあったが、それは感覚のズレか?私の中の感受性の濁りか麻痺か・・ちょっとそんなことも感じての読了だった。

2017/01/21

れみ

様々な東京の風景が登場する、ちょっと不思議なお話ばかりの短編集。どのお話もなかなか印象的だったけど、最初と最後の「眺望よし。【往信】【返信】」がすごく好き。

2015/05/21

ゆみねこ

大都会の真ん中に堂々とそびえ立つ二つの塔。電波塔同士が往復書簡を交わし、二つの高見から垣間見た様々な物語を挟む。中島さんらしい、ほのぼのとした読み心地でした。

2015/02/03

R

スカイツリーを話題においた短編を含む、ちょっと不思議な現代小説を読めました。まったく自分と共通点がない登場人物や、設定なのに、ここに描かれた何かが、とても共感を呼ぶようで楽しく読めました。目を背けたくなるような事実も描きつつ、そういうのが日常にありふれていることを思い出させるような、毒といえばいいのか、何か、読んでひっかかることのあるステキな小説だったと思います。

2018/01/31

美登利

初めは高所で作業する人たちの話なのかな?と思っていましたが、違いました。この発想は面白いです。東京にそびえ立つ2つのタワー。新しい搭より、古い搭への往復書簡。その中にはその真下で暮らす人びとの様々な年齢のそれぞれの生活があって。繋がりがあるのかな?唐突に始まる物語に関連は?そのうちに穏やかだったり、時代を象徴するような、これまで起こった事件をほんの少しストーリーに入れてあることが、わかってきます。愉快な話ばかりではありません。だけど、誰にでも起こるような日常を書くのが上手い!といつも思わせる中島さんです。

2014/10/16

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