KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ピンクとグレー

ピンクとグレー

ピンクとグレー

作家
加藤シゲアキ
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-01-28
ISBN
9784041101087
amazonで購入する

ピンクとグレー / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

風眠

最新作『Burn』に出会って「すごい」と思ってから、二作目『閃光スクランブル』、そしてこの『ピンクとグレー』という逆送りの順番で追い始めた作家だけれど、このデビュー作がいちばん好きだというのが率直な感想。いい意味で力んでいなくて、背伸びしていない文章がとてもいい。ジャニーズアイドルでもある加藤シゲアキだからこそ、物語にリアリティを与えることができたのだとも思う。芸能界で生きていくということ、その芸名としての人物を生きていくということ、捨てるかわりに得るもの。中盤、唐突に物語が一変する衝撃が巧い!巧すぎる!

2014/11/19

紫 綺

「やるしかない、やらないなんてないから。」印象的な台詞。全ては姉の生き方に導かれた。芸能界という独特の世界に生きる親友同士、成功者とそうでない者に別れてしまったところから、彼らの苦悩は始まる。・・・若いうちに読むことをお薦めする。

2013/05/25

ひめありす@灯れ松明の火

いやあ、良いです。何が良いって、この文章の軽薄さが持つ奇妙な浮遊感。まるで、裏なんてなくて、何処までも書き割りの平たい世界をスポットライトで無理やり影付けてキラキラぺかぺかさせた様な芸能界の描き方。作者の経歴と相俟って本当に所詮は空疎な絵空事だという事を突き付けられて、改めてびっくりします。二人はピンクの声援とグレーの土台がある世界に居たかったのかな。。それともピンクグレープフルーツのジュースが似合う、仲で居たかったのかな。それとも単に、ピンクとグレーの様なお互い補い合う柔らかな関係で、居たかったのかな。

2012/07/22

❁かな❁

NEWSの加藤シゲアキくんのデビュー作です!読み友さんの感想を読んで皆、高評価だったから気になり、読んでみました!文章はとても読みやすく読んでいて心地よかったです!主人公の子供時代から芸能界の事まで描かれています。現役芸能人の加藤くんが実際、感じたりしている事もあるのかなぁと、とてもリアルに感じました。まさかこんな展開のお話になるとは思ってなかったのでびっくりして切なかったです(;_;)加藤シゲアキくん、すごく才能ありますね!二作目の閃光スクランブルも高評価なので読んでみたいなぁと思いました★

2013/05/27

ひかる

ごっちとりばちゃんの話。お互いの葛藤や心情の表現が良かったです。サリーの色の話は表現が素敵で、装画となんとなく繋がってます。前半の読みづらさに挫けそうになりましたが、後半からは面白くなりました。物語の濃度が前半と後半でまったく別物です。後半の空気が全編通して保たれたらとても好きです。著者を思い出そうとするとどうしても途中で錦戸君が出てきて顔が思い出せないのは秘密。

2013/11/28

感想・レビューをもっと見る