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マツリカ・マジョルカ

マツリカ・マジョルカ

マツリカ・マジョルカ

作家
相沢沙呼
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-03-01
ISBN
9784041101155
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マツリカ・マジョルカ / 感想・レビュー

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mariya926

medium 霊媒探偵城塚翡翠が面白かったので、この本にも挑戦してみました。あまりにも男子目線なので躊躇しましたが、ラストが気になる展開で終わってしまいました…。これは続きを読まなければパターンですか!?途中でこの男子の主人公は実は女子だったとか?シスコンらしいので、姉の正体を考えてみたり…。きっと裏をかかれると思ったので、色々と推理しましたが、普通に考えられるストーリーでした。マツリカさんとの出会いを通して、少しずつクラスメートにも心を開けるようになってきた主人公。マツリカさんの正体が気になるけど…

2021/03/02

くろり - しろくろりちよ

うまく話すこともできなくて、友だちもいなくて、もうそれでいいやなんて思って思おうといてる主人公柴犬もとい芝山。フと上を見上げたら、廃ビルから飛び降りようとしていた、ように見えたマツリカさんとのボーイミーツガール。いじけた主人公の気持ちとか、魔女のように振る舞い命も貞操も大事じゃないと言いながら必至で学校を見つめるマツリカさんとか、素直じゃないけど読みとって欲しい、行間から溢れ出す気持ちに気付いて欲しい。この裏の心の描写が好きすぎる。そして装丁も好みすぎます。オマケ:ふとももフェチは健全だと主張したい。

2012/05/05

ダイ@2019.11.2~一時休止

安楽椅子探偵の日常の謎。主人公はマツリカよりも小西さんとコンビを組めばいいのに。

2014/06/15

ひめありす@灯れ松明の火

無彩色の世界にころりと転がった艶々弾けるような苺が一つ。真赭の甘く愛しい果実を齧れば、零れ出るのは緋色の果汁。君の白い肌を掻き切った時に飛び散る鮮血の色と同じ。ストロベリィの甘い香料。白く可憐な花の名を持つ君に引きずりまわされくらくら踊るはマジョルカ・民族舞曲。慣れぬリズム四分の三拍子。たたらを踏みながらそれでも踊れば色づく世界。灰色の雑居ビル、夜闇の濃藍色、アリスワンピースの水色、夕焼けの橙、唐揚げの茶、唇の桜色、そして太ももの鮮烈な白。色の名前を知ったから白と黒で終わるより、赤と白で締めたくなったんだ

2012/05/18

ALATA

初読。初期のホームズを彷彿させる安楽椅子探偵ミステリ。 でも、探偵役は廃ビルに起居?するドSの女王マツリカ様。そして、情けないほどシスコンの柴山がシッポを振ってかしずく姿にニヤニヤ。「おまえはどうして輪の外にいるの?」悲しい現実に眼をそむけて生きていく辛さと年上の女性に憧れる学園ものの側面を見せ、するすると読み進んだ。 終章、さよならメランコリアでいなくなったマツリカ様と「僕」の切ない謎解きがあり余韻を残す。★4※生きづらい世界を受け止め前に進む祐希の成長譚と言った趣もあり次作も読みたいところ。

2022/06/18

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