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エス

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作家
鈴木光司
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-05-12
ISBN
9784041101834
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エス / 感想・レビュー

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紫 綺

リング状のウィルスの解釈「ビデオ映像を見る意識作用によって体内に新種のウィルスが生じ、そいつが心臓の冠動脈に肉腫を作り、血流を止め、急性心筋梗塞を起こさせる。」だそうな。ダビングによりリングが切れ、S字型の亜種が生まれ・・・貞子のSでもあるらしい。読みやすいんだけど、話が大きくなりすぎて収集がつかなくなった感があった。

2012/12/16

風眠

『リング』『らせん』そして『エス』へと続いている、というか、ちょこちょこ関連している箇所があるといった感じで、ホラーなのになぜか読後が爽やかといいますか、鈴木光司氏の作品を読んだという感じがしない。冒頭の死刑執行の場面は、死を小バカにしているような、じくじくとした異常な心理描写が素晴らしかった。そしてネットの自殺動画へとつながっていく感じは、ここまで人間は異常になれるのかと、生きている人間のほうが怨念よりもよっぽど恐ろしいと感じた。しかし高山が神のような存在になってるって・・・ちょっと笑ってしまった。

2013/06/16

Ririka

「貞子」の、原作とはーと思って、読み始めたのですが、たぶん全然違う様子で、どの辺で、リングと繋がってくるのか、ちょっとドキドキしながら、読み進めていき、USBや、ハッカーなど時代の流れを感じながら、ようやくリング、らせんを思い出すような場面、絶対あり得ない事だけに、遺伝子とかが絡んだ、無理矢理な内容ですが、嫌いじゃないですね。後半は、急いだ感があり、重要人物の亡くなり方と、女子高生の会話は、後引きました。

2013/09/15

まつじん

そうきましたか。すっかり終わった気になっていた”リング”シリーズを更に再利用してます。リサイクルですな。結構エコな小説です。というか”らせん”のその後を”ループ”を無視してやり直したんかな。なんにせよ作者の力技に脱帽です。アッパレ!

2012/05/27

「リング」のような話が好きだったのに、「らせん」で少々SF要素が絡みだし、「ループ」の導入部で挫折してしまったのでこの「エス」はやっぱり自分には合わなかった。背筋の凍るホラーが良かったのに、これはホラーではないSFです。別にSFが嫌いなわけではないけど、ホラーが読みたかったので・・・

2016/07/16

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