医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)
医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ) / 感想・レビュー
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
海堂作品『螺旋迷宮』の登場人物である医学生・天馬大吉とジャーナリスト・別宮葉子を聞き手に、日本医師会の常任理事が医療を取り巻く問題点や日本医師会の活動を語った一冊。いま問題になっている消費税の増税や混合診療の解禁によって日本の医療がどうなるかが、そもそもの医療費の仕組みからやさしく書かれているのが何よりも良く、それらの問題を考えていく上で非常に参考になった。聞き手の2人のリアクションが医師会を持ち上げすぎている印象を受けはしたが、それでも一読の価値ある中身だと思う。医療を守るため、多くの人に読んでほしい。
2012/06/01
gonta19
2012/3/13 Amazonより届く。 2012/3/28〜4/5 白鳥・田口シリーズでお馴染みの海堂尊氏が、日本医師会について書いた本書。「螺鈿迷宮」の登場人物である天馬大吉と別宮葉子が、日本医師会常任理事の今村聡氏へのインタビューという形式で綴られる。読む前のイメージとはかなり違った内容であったが、今まであまり良く知らずに、利益団体だと思い込んでいた日本医師会(本書によればそのイメージもマスコミによって植え付けられた誤ったイメージらしいが)の実態が良く分かった。特に消費税の払い過ぎ問題は全く知ら
2012/04/05
ぽん
医師優遇税制にまつわる歴史のイメージなままで医師会を見てしまっているのかも、と思いました。時代は変わる。時代ごとに求められるニーズは変わるはずなのに、それを司る法律や規則が変わらないのだからどうしても問題は起こる。情報を鵜呑みに出来ない事実に気がついた今の時代に、情報の取捨選択を他人任せにはしないようにしないと。会話形式で進み、あの人の話題が出たり、と読みやすかった。
2012/12/17
脳疣沼
日本人は医師会がどうこうでなく、エリートが嫌いなだけではないか。ゆえにこうやって反論されると、それもまた気に食わずにさらに嫌われる気がしてならない。
2018/03/05
coldsurgeon
読み物としてまとめられた「日本医師会」の情報誌。日本医師会の医療への関わり方を、ノンフィクションでありながらフィクションのように書かれている。情報操作されているので世間に医療の実態が伝わりがたいのは事実だが、医療にかかわる人も、そうでないひとも一読すべきだろう。
2012/04/23
感想・レビューをもっと見る