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帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ (oneテーマ21)

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作家
佐藤優
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-04-10
ISBN
9784041102237
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帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ (oneテーマ21) / 感想・レビュー

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gonta19

2012/4/12 Amazonより届く。 2016/12/24〜2017/1/10 2011年当時の佐藤氏の政情分析。積ん読しすぎて内容は少し古いが、北方領土の共同経済運営、沖縄の独立に向けた動きなど、最近ようやく動き始めた案件について、5年前から指摘されていたのには驚いた。 新書は長い間積んでおいてはいけないな。読む順リストの作成を考え直さねば。

2017/01/10

金吾

10以上前の本でありながらわかりやすく書いています。新自由主義の部分は面白かったです。

2024/09/13

Gatsby

佐藤氏の頭の良さにはいつも感心する。そして徹底した現実主義で、長期的に見て自らの利益となるところを探る。難しい思想書もすべては実際の生活に活かすために読んでいるという。外務省は惜しい人を失ったものである。これだけしたたかに相手のことを読んで、判断し行動できる人はそういないであろう。特に、ロシアに対する冷静で客観的な分析には本当に舌を巻く。ロシアは前原氏にある期待を持っているようだが、今後の日本とロシアの関係を考えるとき、前原氏の動きに関心を持たざるを得なくなった。

2012/05/08

ゆうきなかもと

再読 本書、理論編第10講の最後、「「ポストモダン」から宇野経済学に退却することが、日本の知的活性化のために必要と私は考えます。」とある。これが本書に込められた著者の主張だと再認識した。 著者の言いたかったことは、こうではないか。ポストモダン思想が新自由主義思想そのものを好み、格差社会を生み出す下地を作った。そのような状況下で有用なのは、「資本論」と小説を読んいくことが大切だと説いた宇野弘蔵のアイデアだ。その後現在に至るまでの7年以上に渡り佐藤優のこの考えは変わっていないように思う。

2015/11/16

非日常口

新自由主義とは排除の論理で動く啓蒙思想だ。既存のものを除外していくため、知性を必要としない。反対派の意見も取り入れ調節し、多様性を確保することが民主的なのではないか。非生産的なまったりした行為も尊重すべきだ。自己責任や個が蔓延、勝ち負けが横行、格差がただの貧困となり都会に悪徳シェアのような形でスラムが点在、結果自殺が増える。資本論と経済論はゲーム機のハードとソフトのような関係のように思う。労働力商品化と恐慌は表裏であり、資本主義システムの限界により外部に終わりを求めるしかなくなる。人間と社会を考える一冊。

2013/10/04

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