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前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理

前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理

前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理

作家
大村友貴美
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-12-26
ISBN
9784041103616
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前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理 / 感想・レビュー

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papako

すごく良かった!自分の前世が見えるママがやっているカフェフロリアン。夜はゲイバー。見えるからって何が変わるわけでも救われるわけでもないけれど、今をちゃんと生きていく。キサブロー、帰ってこられてよかった。次は科学者だね。過去に囚われると悲劇なんですね。寺見にママが言った『奥さんは、寺見ちゃんの人生になんの意味もなかったなかったの?だとしたら、悲しいわ』なんかズンときた。蘭ちゃん、ちゃとお祖母ちゃんとの時間、大切にできてたよ!うん、すごく良かった。

2020/04/28

yanae

初作家さん。前にお気に入りさんが読んでいたので積んでいた一冊。前世探偵とあるけれども、ゲイバーのママ、ショウは自分の前世がいくつも見える。前世を信じるショウが、前世の記憶がよみがえった相談者たちの悩みを解決するもの。キラリンタイム(前世の記憶が完全によみがえる時)を起こすために、徹底的に過去を調べて、前世のゆかりの場所にいく、っていう発想が初めてだったから面白かった。前世ありきのお話。キサブローの話が一番好きだったかな。全体的にあっさりと読めました。

2017/03/24

雪紫

初期何作か読んでたけど、21世紀の横溝と呼ばれていたのが、ママのおかげか随分ノリがハートフルになったようで・・・。いや、怖い要素とか、前世に希望や不信を抱き振り回される要素もあって、ハラハラしたけど。「キサブロー、帰る」と「ロスト・ヴィレッジ」が良かった。

2021/11/13

itica

実は前世とか転生に興味があって「前世探偵」のタイトルに惹かれて手に取った。自分の前世を覚えていると言うカフェのママの店に来る、前世に何らかの影響を受けている客のお悩み解決物語。でも、相手を見れば立ちどころに分かる、訳ではないので活躍は地味だけど、色んな時代の前世の事件が絡んで、せつなかったり、ほっとしたりで意外に面白い短編集。ただ、ママのキャラを生かしきれてない気がする。外見がアレなんだから、もっと強烈でいいと思うなぁ。

2013/09/28

すい

自らの前世の記憶を何代にも遡って覚えている、barのママ、ショウ。 そんなショウの元に前世絡みの問題を抱える客達がやってきて。 このショウ実は女装家なのだが、そんな必要は最後まで読んでも見出せなかった。 時流に乗ろうとしたのかもしれないし、よくよく考えてみれば読後感の温かさや優しさはショウが“おねえ”であるがゆえに生まれているのかもしれない。 もしもそれが最初から意図されてのものだったとしたら、それは見事に成功していると思う。 これはなかなかの掘り出し物!

2013/03/01

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