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輝天炎上

輝天炎上

輝天炎上

作家
海堂尊
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2013-02-01
ISBN
9784041103784
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輝天炎上 / 感想・レビュー

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hiro

『螺鈿迷宮』の続編して、「バチスタ」シリーズ完結作『ケルベロスの肖像』のアナザーストーリーという帯の紹介が、この本にぴったり。第一部は、あの天馬が登場し、今では耳たこ状態の海堂さんライフワークのAiについての主張。第二部は桜宮小百合、第三部はすみれの話。そして、第四部はまさに『ケルベロスの肖像』のアナザーストーリー。また他の海堂作品にでてきた登場人物も大挙登場ということで、この本は海堂作品を初めて読む人向けではなく、何冊も読んできた海堂ファン向けの本だと思う。あの姉妹の対決は持ち越しで、まだまだ続く?

2013/04/19

ダイ@2019.11.2~一時休止

桜宮篇その2。螺鈿とケルベロスとを繋ぐ物語。3人の主人公目線で話が進み、なぜこの人がと思わせていたことが最後に明らかになるが、鑑定してなかったっけ?

2014/07/10

ひめありす@灯れ松明の火

天を輝かせ、炎が上がっている。それは一体何だろう。現行の医療体制の終焉を告げる狼煙か。ケルベロスが連れてきた地獄の業火か。桜宮家とモンテ=カルロのエトワールの情念を乗せたAiセンターが爆破された黒煙か。遠き北の大地から見える漁り火か。名華が散らした瞋恚の焔か。ラッキーペガサスを廻る女二人の熾烈な火花か。シリーズのフィナーレを告げる打ち上げ花火か。いずれにせよ、この物語を語る事はここで筆を置こう。彼らが目指したのは一つの円となって完結する物語ではなく、蝸牛の殻の様にいつまでも閉じない、螺旋の物語なのだから。

2013/09/28

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

『螺鈿迷宮』の主要人物たちのその後を辿りつつ、彼らの視点からバチスタシリーズの完結編『ケルベロスの肖像』で起こった事件を描いた物語。海堂作品の主要キャラが軒並み顔を出し、その意外なつながりまで明らかになるといったお楽しみ要素も加えながら、これまで見え隠れしていた因縁に一定のケリをつけていくのだから、ファンとしては面白くないわけがない。ただ、そんな集大成的な作品だけに、海堂作品をある程度読んでないと楽しめないかもというのが正直なところ。かくいう私も未読が多く、過去の作品群を読まねばという気にさせられている。

2013/09/07

だいきょ

「ケルベロスの肖像」のアナザーストーリー。 ケルベロスは余り楽しめなかったし、「螺鈿迷宮」も好みではないので、この本を手にしたのは完全に海堂尊作品のコンプリート欲のため。そうは言っても読みだしたら最後まで読ませてしまう力はある。 1つの世界で人物相関をビッグバン的に拡げていくのはいつもながらに感心。本作でも2ヶ所ほど「あの人とこの人が繋がってるの!?」と思うシーンが。 結局、桜宮ツインズの行方も分からぬまま。海堂氏はまだまだ続編を書く気なのかも?

2013/05/13

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