高校入試
高校入試 / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
ドラマ先行の小説化。湊さんにしては毒が薄いなという印象だが面白かった。
2013/08/22
hiro
湊さんの脚本ドラマ『高校入試』は観なかったが、先に発行されたシナリオ版を読もうと思い、図書館で予約した。その後でこの単行本が発行されたので、この本も図書館で予約したが、この本が先にきたので、まったく先入観なしで普通の小説として読んだ。湊作品によくある、登場人物がそれぞれ一人称で語り、ネットが重要な役割を果たすイヤミスの女王らしい湊ワールドに浸れる作品だった。ただ登場人物が多くて、追うのが大変だった。湊さんの本のコンプリートのため、もう一つのラストのシナリオ版も読もうと思うが、白湊作品も読んでみたいと思う。
2013/08/03
ゆこ
『入試』の独特の空気感、すごくリアルに描かれている。高校にランクをつけ、保護者も1つでも上のランクの高校を目指させる。その考えを、まだ子どもの生徒に押し付けるのは……と考えずにはいられない。登場人物のそれぞれの視点から描かれているが、語り手が入れ替わり立ち替わりするので、感情移入しにくいし、何より読みにくい。『入試』は生徒にとっても、教師にとっても、神経(細心の注意など)や労力を使うもの。それが内部の協力、ぶっつぶすなどのおどし。読んでいて考えさせられる部分と、心が痛くなる部分と半々。シナリオも読みたい
2014/03/31
Aya Murakami
カドフェス2017、2018対象本。図書館で借りてきました。 入試に潜む親世代子世代のエゴに葛藤、どろどろした人間関係が大事件を引き起こしたのかな?国家はうろ覚えなのに校歌は3番まで覚えているというのはナショナリズムを凌駕したドロドロ負の感情を分かりやすく表現していました。
2019/01/12
にいにい
この地域の高校の位置づけに現実味を感じれなかった。また、協力者にも現実味がないし、主犯が何を出来たのかも、いまいち。湊かなえさんの作品中面白いと思えなかった一品。
2013/09/09
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