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天涯の楽土 (単行本)

天涯の楽土 (単行本)

天涯の楽土 (単行本)

作家
篠原悠希
出版社
角川書店
発売日
2013-08-31
ISBN
9784041105344
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天涯の楽土 (単行本) / 感想・レビュー

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ちはや@灯れ松明の火

故郷を追われし者は遥か楽土の夢を見る。灰燼に帰した山里、引き離された家族、剣を佩いた刺青の少年。神に久しく慈しまれた島が迎えつつある動乱の刻。突風に攫われた貴人、思惑入り乱れる追跡、火邦で明かされた忌まわしき過去。母神の怒りを鎮めるべく、失われた神宝を探し求め四族五邦の島を廻る。心ならずも隔てられた兄弟、龍玉の潮騒が呼び覚ます記憶、大陸の末裔に遺された鉄剣。争いなき楽土を求めた者を受け容れ、やがて島は楽土ではなくなるだろう。それでも潮はさし、潮はひく。風を読み、八紘の果てを目指して、潮の示す道を往くだけ。

2020/08/21

nono

図書館本。作者様デビュー作。紀元前一世紀、九州の豪族達の権力争いと巻き込まれる少年達。力が全ての世界で、村を焼かれ奴隷として連行される隼人を中心に、為政者の欲や神への信仰、運命への抗い等読み応え有りの話。弥生時代の話は多分始めて、壮大な物語は骨太で登場人物の転変する定めに夢中になりました。しかし地図も用語解説も有りながら時々忘却する言葉が^^最後まで挫けず、新しい世界を夢見る彼等のその後が気になります。楽しく読了。

2018/03/02

フキノトウ

うーん。村が襲われ奴隷として働く隼人や、剣奴の鷹士が魅力的でしたが世界感が小難しく感じられ頭になかなか入ってこず苦戦しました。

2018/02/01

宇宙猫

★★★★ 紀元前一世紀の九州を舞台にした冒険もの。古代の九州の豊かな文化が感じられて良かった。終盤なぜかちょっと飽きてきちゃったけど、設定も少年たちもしっかり描かれていて面白かった。

2021/02/09

びっぐすとん

図書館本。初読作家さん。まだ日本列島に小国が分立していた弥生時代の九州を舞台に、渡来人や倭人との係わりや古い神々への信仰を織り混ぜながら、捕虜となった少年と渡来人の血を引く剣奴の少年の友情を描いた作品。当時は縄文系、弥生系の他にも地域ごとの外見の差は結構あっただろうなと、読んでいて色々と想像が膨らんだ。隼人と鷹士のコンビがとても良かった。続編があるようなので読んでみたい。

2021/05/11

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