はなとゆめ (単行本)
はなとゆめ (単行本) / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
「はなとゆめ」 やうやう面白くなるかと中程、少し過ごして、期待外れの不安細くたなびきたる。 夏は夜 寝苦しき夜はさらなり。無知もなお、百人一首の歌多く載せられたる。 また、ただ一つ二つなど ほのかに記憶に底に引っ掛かるもをかし。 うーん、ちょっと面白いとは言い難かったです! 冲方さんゴメンです。 <(^_^;
2014/09/04
hiro
冲方さんの作品3作目。主人公が安井算哲、徳川光圀そして清少納言と、冲方さんの時代小説を読んできたが、平安時代の時代小説を読むのは初めてだったので、新鮮に感じられた。中宮定子に仕えた清少納言の宮廷生活、この時代に花開いた王朝女流文学の文化サロンの雰囲気を感じられたが、残念ながら、スケール・爽快さという点では、前2作には及ばなかったと思う。また、男性の摂関政治の権力争いは描かれているが、清少納言の一人称の作品のためか、清少納言が美化されているように思え、宮廷生活での女性達の対立に、もっと切り込んでほしかった。
2014/01/03
as
はるはあけぼの、ようようなりゆくやまぎわ、すこしあかりて、むらさきだちたるくもの、ほそくたなびきたる。うろ憶えですがこんな感じでしたっけ?華や枕などのキーワードの使い方が物語の帰結点を明確にして安定感を与えていた様に思います。しかし冲方さんが女性視点の話を書くとは、まるで何にでも変化するips細胞の様ですね。(stapではない)「丁、恐ろしい子」蛇足ですが 道長の望月の歌も聞きたかったです。 漫画版は白泉社から?(笑)
2014/04/01
Mumiu
中宮定子の女房だった清少納言の物語。藤原行成や、実方様、夫であった橘則光などもでてきて、甘さも程よい加減。中宮定子の家族を守る戦い、定子を守るために、自らの内なる華を咲かせ、それを武器に盾にしての少納言の戦い。中宮の還俗、一条天皇の寵愛。「わたしは、花を見ることができた己の人生を喜び続けます。」なんて天晴なこころもちだろう⁉︎
2014/06/07
たー
女性の回想という形式を意識した変な中途半端な文体に最後まで慣れなかった。
2014/02/22
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