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ひとごと (単行本)

ひとごと (単行本)

ひとごと (単行本)

作家
森浩美
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-02-26
ISBN
9784041106761
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ひとごと (単行本) / 感想・レビュー

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紫 綺

シュッ!ボウ〜。暗闇でマッチを擦ったような温かさが残る8編の短編集。虐待死、逮捕された母親のニュースを共通項に、人それぞれ大小の苦悩を描く。一歩まちがえれば、ひとごとでは済まされない。

2016/08/18

白きゅま

児童虐待のニュースを背景に、それぞれの家族の悩みを描いた8編の短編集。森さんの作品は、心のストレスを感じた時に読むと、少し楽にさせてくれる作品が多いですが、今回は「夏バテ」防止の梅酒を飲む感じで、挑みました(^^)/家族と言えど、所詮は他人で、上手く折り合いを付けていかなければならないですが、読んだ後はやっぱり気持ちを前向きにさせてくれる作品です(^-^)お気に入りは、「仮面パパ」、「親子ごっこ」、「愛情ボタン」、「晴れ、ところにより雨」で、次回作が密かに楽しみな家族小説です!

2014/08/10

ゆみねこ

テレビで流れた母親が幼い息子を虐待したニュース。それを共通点にした家族の問題を扱った短編集。歳老いた母親と心を通わすことの出来なかった長男の「愛情ボタン」、偽イクメンのサラリーマンが妻に逆襲される「仮面パパ」が面白かったです。

2016/03/07

ぶんこ

子供を虐待死させてしまったというニュースを軸に展開する短編集でした。 軸になった出来事が辛い事なので、読みきれるか心配でしたが、そこは森さん。 最後はホッとする内容で読後感はいいです。 「愛情ボタン」では涙ぐんでしまいました。 「親子ごっこ」では、叔父さん夫婦の娘になれて本当に良かった。 お姉さんにとっても良かった事と思いたいです。

2015/01/30

ちゃんみー

幼児虐待してる親がいる。それが許せないという子供を授からない親がいる。仲違いしてる親子がいる。それを見てる孫がいる。幸せの尺度とは何だろうか。『ひとごと』というタイトルは、まさか自身の事ではあり得ないと思いながらも、それでも何処か当てはまることもあるような気にもなってくるということだろうか。それでもとても優しい気持ちになれる作品でした。

2014/06/16

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