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スリーパー (単行本)

スリーパー (単行本)

スリーパー (単行本)

作家
楡周平
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-03-01
ISBN
9784041106792
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スリーパー (単行本) / 感想・レビュー

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utinopoti27

アメリカで無期懲役囚だった由良憲介は、CIAの工作員(スリーパー)となり、日本に送り込まれる。彼の任務は沖縄米軍基地を標的にしたテロ計画を阻止することだった・・。中国、北朝鮮、日本、米国と、各国の水面下における思惑のせめぎ合いで成り立つ極東アジアにおけるパワーバランス。本作では、卓越した構想力と緻密なプロットで、ハードボイルドな諜報戦『スリーパーVSスリーパー』が展開する。楡氏初期の朝倉恭介シリーズの流れをくむ作品ということで、ファンには嬉しいシーンも盛り込まれており、今後のシリーズ化が期待される作品だ。

2020/11/09

RIN

日本人CIA工作員を主人公としたエスピオナージュ。あの国とかあの国とかがテロを目論むが、舞台は日本でも標的は日本じゃない、という点が興味深い。スパイ活動のみならずテロの舞台も提供しちゃうとか、ないとは言えないところが恐ろしい。しかもこの物語、あの悪夢の3年間に起きるという設定。あれから5年経って今にして思えば、現実にこういうことが起きていてもおかしくない状況だったし、起きていればあの政権だし今、日本は消滅してたかも。旧民〇党員とか某新聞社員とか読めばいいのに。そして何故書影がないの?

2017/10/30

Yunemo

知らない、知らされないのは日本ばかり。米、中、北、南、露、日本を囲む国々の動きは凄まじいばかり。こうしたことは、現実にも起こっているんだろうな。それにしても、初期作品のイメージ、著者の醍醐味、まさに、この流れ。でも、結果として現在下半身不随の「朝倉恭介」から始まっていたんだ。この流れなのかと、最後になって納得。ちゃんと生きていたんだ。そして、新たな人物設定ができた。この活躍を見届けたい。とは言いながらも、当時の朝倉恭介の切れ味、今となっては、なかなか表現しにくいのかも。由良憲二の成長を次作で。

2014/04/16

koba

★★★⭐︎⭐︎

2021/01/24

こうちゃ

殺人罪で米国の刑務所に服役する由良は、任務と引き替えに出獄しCIAの秘密工作員として任務に就く。沖縄でミサイルテロ勃発?!中国、北朝鮮、そしてアメリカ、各国の思惑が絡み合い、行き着く先は・・・。筒井康隆氏の[創作の極意と掟]的にいうと、政治や各国の情勢を会話文で説明している分量が多くて、そこでせっかくのスピード感が失速するのがちょっと残念。初読みの作家さんだったけど、由良に白羽の矢を立てた人物は伝説のあの人らしい。

2014/05/07

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