KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

祈りの証明 3.11の奇跡 (単行本)

祈りの証明 3.11の奇跡 (単行本)

祈りの証明 3.11の奇跡 (単行本)

作家
森村誠一
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-02-27
ISBN
9784041106891
amazonで購入する

祈りの証明 3.11の奇跡 (単行本) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

koba

★☆☆☆☆

2014/03/10

それいゆ

森村作品を好んで読んでいたのは数十年前のことです。何冊読んだかも分からないくらいで、この読書メーターには30作品を登録しています。久しぶり(おそらく10年以上の間隔が空いていると思われますが)に読んだ森村作品は過去のイメージとはずいぶん違っていました。震災・津波に関する描写はただただ読むのが辛かったですが、タイトルどおり「祈りの証明」というべく鎮魂の思いがこめられています。新興宗教が絡み合ったミステリーの部分は、過去の登山やホテルマンを描いた作品の感動に比べると物足りなさいっぱいで、時代の変遷を感じます。

2014/05/05

アクビちゃん@新潮部😻

【2018カドフェス・図書館】~東日本大震災、あの日を忘れない~ カドフェスの1冊ですが、文庫がないので単行本にて。 森村誠一さん、初読みなので、最初は読みにくかったです。なんで、今この説明が必要?!と思ったり、主人公が、家庭をかえりみない事の言い訳が何回もあるから、分かってるよー!とイラっとしたり、偶然が多くて驚きました(^_^;) 若い頃の淡い恋、東日本大震災、新興宗教、原発と色々な現実とが混ざっていて、エンターテイメントとしては、まあまあ楽しめました。

2019/03/30

itica

震災、原発、新興宗教と三つ巴のミステリー。震災直後の生々しい情景と人々の苦悩、自衛官や海上保安官の使命を超えた決死の作業、原発の安全神話の崩壊と、3年前連日報道された映像が脳裏に浮かぶ小説だった。中でも印象深かったのは、避難所などで詠まれた何遍かの句である。悲しみや喪失感、絶望感に押しつぶされそうになりながらも、俳句に託すことで気持ちを放出した。まさに心の叫びだ。忘れてはいけない、でも留まってばかりもいられない。被災者の方々の今を思いながら、震災から4年目を迎えた今日、本書を読んだ意義を考える。

2014/03/11

あやの

震災(原発・津波)+新興宗教(ニュースになった団体幾つかがモデル)。筆者の原発への怒りは伝わるが、資料の上澄みをザザッと並べたような印象。突っ込んだ取材もしてないのでしょうかね……方言の言い回しも違うから、別な地域の話なのかと錯覚する。東日本大震災をテーマに据えるならば、中途半端な書き方ではダメだと思う(大作家の作品に対してこんなこと言うなんて!)。震災を扱う小説を幾つか読んだが、事実の大きさから考えると、どれも小説は陳腐だなあと思ってしまう。やはりあの震災が身近すぎて、現在進行形だからか。

2015/11/22

感想・レビューをもっと見る