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冬空トランス (樋口真由“消失”シリーズ)

冬空トランス (樋口真由“消失”シリーズ)

冬空トランス (樋口真由“消失”シリーズ)

作家
長沢樹
青山裕企
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-03-26
ISBN
9784041107225
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冬空トランス (樋口真由“消失”シリーズ) / 感想・レビュー

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hiro

長沢樹さんの作品3冊目。シリーズ第1作は既読だが、第2作は未読のままこの最新作を読んだ。真由の転校前の事件2編と転校後の事件1編の短中編3編を収録。表題作の中編では、またGIDというのが正直な気持ち。高校生の事件を扱ったシリーズとはいえ、同じシリーズでGID、転落という設定を繰り返すのは、如何なものか。しかし、謎解き後は、意表をつく大掛かりなトリックだったのには驚いた。今後は、真由と渉のコンビで進みそうなので、シリーズの続編を期待する。まずは未読の第2作『夏服パースペクティヴ』を読んでみようと思う。

2014/05/06

ダイ@2019.11.2~一時休止

樋口真由その3。短編集。表題作以外は過去作を読んでいる人向けに書かれた補足説明っぽく感じたが楽しめた。

2014/05/03

ちはや@灯れ松明の火

夕暮れの街を見下ろす観覧車、君をつかまえたいと、想った。心さざめく春の邂逅、誰の手も届かないゴンドラ、切り裂きたい現実、ノイズに紛れた叫び。君のレンズが映す世界を見たいと、焦がれた。心さまよう冬の遭遇、不意に突き刺さる感情のベクトル、守りたかった関係と壊れた絆、逃げまいとした道の果て。それでも君と離れたくないと、願った、のに。心ゆらめく夏の再会、二年前と違う夏服と消失、冒険の後始末と延長戦、脱出ゲームと約束の履行。奥底に閉じ込めた意識が壁を飛び越えてあふれ出す。君の表情の移ろいを焼きつけたいと、夢みた。

2014/07/14

ひめありす@灯れ松明の火

謎めく動画、屋上観覧車、ガーベラの花散らすように飛び散る君の欠片、ベリーショートの彼女の反乱、二人の少女と一人の少年、元声優志望の女刑事、バケツ、ヒカルの君、意地悪な先輩、冬空の歌、夏の風邪。可愛いパッチワークのしすぎで逆に気持ち悪くなってしまったテディベアみたいなモザイク。遠くから眺めたら、それはあなたの姿になった。樋口真由が名探偵樋口真由にトランスする為の三つの事件。transfer,translatioi,transgender。スクールソックスに包まれた足の裏をこちらに見せつけて君は飛んだ。あの日

2014/06/09

雪紫

「消失」と「夏服」の合間や後、渉や樋口との出会いを描くシリーズ短編集。倒叙な表題作の容疑者達大半が(全員でない!)ホント嫌らしく無事に解き明かされてスッキリ。あの先生、あの結末からするともう風紀をやるには学校間の評価がた落ちなのでは・・・(少なくともわたしは降ろされた方が良いと思う)。・・・しかし、映像で見たいトリック多いな。秋帆や小和もいいキャラしてるし。

2021/07/02

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