FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記 (単行本)
FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記 (単行本) / 感想・レビュー
くさてる
あのオーケンが、40代で突如ギターの弾き語りを始めたいきさつとそれにまつわる諸々のことを語ったエッセイ。最近のオ―ケンらしい肩の力の抜けた感じと、それでもしみじみ伝わってくる人生への諦めと優しい眼差し、みたいなものが交ざっていて、読んでいてとても心地良い。同じように歳を重ねてきたんだな、と個人的に会ったこともない著者に関してずうずうしくも思ってしまうけど、こればかりは同年代を生きている著者の文章を追いかけているものだけに与えられた特権だ。良いエッセイです。
2014/05/07
ふぇるけん
40代半ばにして初めてギターの弾き語りを始めたFOK46こと大槻ケンヂのエッセイ。ギターの腕はわからないが、やはりエンターテイナーだなぁと改めて感心。木村カエラの感動の後に『死んでいく牛はモー』へ無理やりつなげるくだりは大爆笑してしまった。読んだあと思わずギターを手に取ってしまいました。
2015/05/19
乙郎さん
高校時代から愛読していた大槻ケンヂが新著を出していたので読んだ。文体は変わっていないが、流石に50近いからなのか、どことなくセンチメンタリズムが前に出ている。確かに20代の頃からセンチメンタルな文章はあったが、それとはまた別種の、人生の趣ともいうべきものが。20代と言えばかつて出した『のほほん日記』に通じるような、知人の死に関する記述も多く、それがまた20代の「死」とは違った響きを持っていて胸を締め付けられる。年を重ねるごとに変容した生活を彩るアコギと弾き語りという生活スタイル。
2015/01/11
ワンタン
久々に読む大槻ケンヂ。「のほほん日記」をはじめ、一時は随分エッセイを愛読していた。齢40代半ばを過ぎ、友人や肉親の死など重たい話題が多いが、初期の頃から思春期なりの重さを取り上げていたので、変わったなという感じは余りしない。友人知人との交流をしみじみ書かせると、この人は上手い。そしてそこからバカバカしい笑いに持っていくのも。
2017/10/02
たんたん麺
いや〜いいな〜!
2014/04/16
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