大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇 (角川文庫)
大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇 (角川文庫) / 感想・レビュー
アキ
講談社「おとなのためのオペラ入門」に加筆したもので、怖いクラシックとは、加筆した部分だけでした。日本でオペラは馴染みがない。明日オペラを観に行く人のためのQ&Aで、オペラの誕生は1600年前後、18世紀半ばまでに現在の形が完成したと知る。代表的なオペラとして、チェネレントラ(シンデレラ)・椿姫・ホフマン物語・ファウスト・カルメンを取り上げて、オペラに詳しい先輩が後輩に教える対話形式で読みやすい。関連する絵画は少なめ。表紙の絵はドラクロワ「怒れるメディア」1838。捨てられた王女とその母に殺される子供たち。
2022/10/18
keroppi
「怖いクラシック」というタイトルに惹かれて読んだが、この本「おとなのためのオペラ入門」という本を改題したものだった。だから「怖い」ことはなく、オペラに親しむためのもの。私は一回だけオペラを観たことはあるが、この本を先に読んでいれば、もっと楽しめたかもしれない。また「オペラ」を観たくなってくる。でも、いくら「怖い絵」がヒットしたからといって何でも「怖い」とつけてしまうのはいかがなものかと思ってしまう。
2021/05/01
あっか
面白かった!オペラって観たことがない、何が魅力なの?どれを観れば間違いないの?という初心者さんにぴったり。中野節(笑)を織り込んだ美月先輩と、オペラさっぱりな後輩・蓮との軽快なやり取り形式で、オペラの魅力にいつの間にかズズズッと惹きつけられていきます。怖い、とありますが、タイアップ企画での命名のため全く怖いオペラ・クラシックではございません。笑 即プレイリストを作成し、カルメンや椿姫を聞いております。トゥーランドットの誰も寝てはならぬと、魔笛の夜の女王のアリアは腹にぐわーっと来ますね…歌の力って凄い。
2022/02/19
きみたけ
著者はドイツ文学者で「怖い絵」でお馴染みの中野京子さん。2009年講談社より刊行された「おとなのためのオペラ入門」を加筆修正した本で、名画を交え独自の視点でクラシック・オペラを紹介し分かりやすく解説した一冊。ちなみに同時期リリースのCD「怖いクラシック」とタイアップのため本のタイトルも合わせてますが、内容は全く怖くないです😅 新婚旅行でウィーンへ行った時に本場のオペラ「トリスタンとイゾルデ」を観に行きましたが、上級者向けの演目とのことで、合唱している身でもかなりハードな内容でした。
2022/09/29
坂城 弥生
この本でオペラに興味を持ちました。
2021/12/13
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