魂手形 三島屋変調百物語七之続
魂手形 三島屋変調百物語七之続 / 感想・レビュー
starbro
宮部 みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。三島屋変調百物語シリーズも読み続けて7作目となりました。出版社は毎日新聞出版からKADOKAWAに戻りました。著者にしては珍しく頁数が少なく3話だけでした。また内容の割に挿絵が可愛過ぎます。オススメは、『一途の念』です。本シリーズは、7作目でまだ34話なので、百物語が成就するには、全四章、19巻程度必要です。 https://promo.kadokawa.co.jp/mishimaya/
2021/04/27
ひさか
野生時代2020年2月号〜2021年2月号掲載のものに加筆修正を行い2021年3月角川書店から刊行。シリーズ7作目。火焔太鼓、一途の念、魂手形の3つのストーリー。いずれも、哀しく、面白く、ちょっとした楽しさも感じる覚悟のいる怖いお話でした。富次郎の書く墨絵が気になりますが、挿絵とはちょっと違うんだろうなと思います。
2021/05/09
Makoto Yamamoto
七之続は従来と違って短いが、いずれの話も良かった。 書名にもなっている「魂手形」が一番長く、読みごたえがあった。ここでの登場人物七之助は七之続を連想させてくれた。今回の終わりには次はおちかが登場する予告かも知れない。 八之続が楽しみ。
2021/05/20
Tanaka9999
2021年発行、KADOKAWAの単行本。3編。京極の「百物語」に引き続いて宮部の「百物語」こちらの怪しは現実に影響を及ぼしているもの。3編とも人情物という感じ。怖い話でないものは落語を想像して読めば面白いかも。まぁ、語り口風な文章ではないので若干難しい面はありますが。
2021/09/28
はにこ
富次郎が聞き役になった三つの話。怖さよりも切なさや優しさを感じた話だった。挿し絵が可愛らしくて良かった。前の利き手、おちかが嫁いでいったように、富次郎も自分の身の振り方を考えはじめる。得意の絵の道に進むのかな。
2021/05/14
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