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私の頭が正常であったなら (角川文庫)

私の頭が正常であったなら (角川文庫)

私の頭が正常であったなら (角川文庫)

作家
山白朝子
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-01-22
ISBN
9784041109045
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私の頭が正常であったなら (角川文庫) / 感想・レビュー

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アッシュ姉

喪失感が色濃く、深い悲しみが漂うなか、じんわりと温かさが残る短編集。待望の文庫化で久しぶりの世界観を堪能。印象的なタイトルが並ぶなか、後半の四編がお気に入り。最後を飾る走馬灯の着想には感嘆。やっぱり山白朝子さんが一番好きだな。どんどん書いて欲しいし、耳彦にもまた会いたい。

2021/06/25

カフカ

山白朝子節全開の短篇集。まず「私の頭が正常であったなら」というタイトルが素晴らしい。すべての短篇で人が亡くなり、悲惨な物語ばかりなのだけど、ただ悲しいばかりではなく切なさや温かみを感じた。特に「首なし鶏、夜をゆく」、「私の頭が正常であったなら」、「おやすみさい子どもたち」がお気に入り。でも本当、どれも面白くて、読後胸がいっぱいになった。あぁ朝子様、一生ついていきます……。

2023/07/08

坂城 弥生

不思議で、悲しくてどこかに希望がある話しの多い短編集でした。

2021/04/13

優希

日常と非日常の狭間に入り込んだようで、怖さを味わいました。恐ろしく美しい短編集だと思います。

2021/10/25

momi

この作品はホラーとひとくくりにすることが勿体ない作品で「喪失」をテーマに描かれていて、とても切なく雰囲気ある作品です!!他人を責め、自分を責め、失った人を責める思い…その感情を受け入れることは難しいことで…そこから生まれてくる感情が自分の中に狂気を呼びこんでしまう…その結果…生まれてくるもの…。恐ろしいけれど切ない物語!!とても良かったです◎

2021/01/28

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