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おでん屋ふみ おいしい占いはじめました (角川文庫)

おでん屋ふみ おいしい占いはじめました (角川文庫)

おでん屋ふみ おいしい占いはじめました (角川文庫)

作家
渡辺淳子
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-05-21
ISBN
9784041109663
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おでん屋ふみ おいしい占いはじめました (角川文庫) / 感想・レビュー

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タイ子

おでんで占い、ここまできたか。昼はOL、夜はおでん屋の女将という2足のわらじをはいた四十路前の千絵。元彼に二股をかけられ、おもしろい女になって見返してやろうと深夜のおでん屋を開店したものの客はなかなか来ず。占いを商売にしていた女性が客として来た時から、何やら閃いた。おでんで占い、いいかも。素人がそんな安易なことから占いをするなんてと読みながら反感もわく。占いというより相談相手ならいっか。千絵の周りの人たちが一癖あって占いよりそれの方が楽しめる。おでんの具材が関東と関西でだいぶ違うことを実感しながら読了。

2021/06/04

佐島楓

彼氏に二股をかけられたがため、「おもしろい女」になって見返してやろうとおでん屋の女将になり、さらにはおでん占いまで始める女性の話。こう要約してしまうと何がなんだか、という感じだが、実際は地味ながら不思議な味(おでんだけに)を出している作品。読者としてはもうワンインパクトあってもいいかな。

2021/06/05

坂城 弥生

占い師のおばあさん、指南役になるのかと思ったらまさかの独学でビックリしました。おでんは美味しそう。

2021/06/09

じょんじょん

初読みかと思って手にした渡辺淳子さんですが、『東京近江寮食堂』を既読でした。OL、二股失恋、おでん屋さん、そして占いって、かなり大胆な設定だなあと思いましたが、占いを人とのコミュニケーションのきっかけと考えれば、なくはないかな。あまりぐいぐいと前に出るほうではない主人公を、周りのちょっとくせのある素敵な隣人たちがいろいろと背中を押します。その後押しで水商売に戸惑う主人公が成長していく様子がいい感じ。ハートフルストーリーの定番、周りの隣人もみんないい人。シリーズになるといいなと思います。OLとの兼業は辛すぎ

2021/10/28

うまる

"脱・面白味のない女"の為におでん屋を始めたOLの話。店主側の話に重点を置いているのが特徴的です。料理と良い話とか料理屋が問題解決みたいな飯テロ系は既に沢山あるので、こういうド素人の奮闘記みたいな話の方が新しく感じました。積極的に前に出るタイプではない平凡な人間が、ひとりで何かをやろうとする時のとまどいが凄くよくわかります。お店がすぐに繁盛する訳でもなく、起死回生で取り入れた占いも良い事ばかりではなかったり。それが現実的で、出来過ぎた話感がないのが良かったです。

2021/06/28

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