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スケルトン・キー (角川文庫)

スケルトン・キー (角川文庫)

スケルトン・キー (角川文庫)

作家
道尾秀介
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-06-15
ISBN
9784041113301
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スケルトン・キー (角川文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

「サイコパス」を題材にした世界観はまさに予測不能なダークミステリー。著者代表作の『向日葵の咲かない夏』とはまた違ったゾワッとさせられる感覚を満喫できる一冊。丁寧に仕掛けられたその罠に見事に絡め取られ、気付いた時には何処から?と直ぐに読み直してしまった。そして待ち受ける壮絶なバトルの行方には、思わず目を背けたくなる様な狂気と彼等の心理描写が見て取れる。紆余曲折を経て迎える終盤、閉ざされた“箱”を開けた先に、彼は新たな未来を見据える事が出来るのだろうか。黒道尾を堪能できる良作だ。

2021/12/19

イアン

★★★★★★☆☆☆☆ダークな雰囲気に包まれた道尾秀介のサイコ・サスペンス。児童養護施設出身でサイコパスを自認する錠也は、二十歳を前に自身の出自とそこに隠された悲しき秘密を知る。彼が初めて〝恐怖〟を覚えた時、その目に映ったものとは…。本格ミステリなら物議を醸しそうなあのトリックは面白く、「八」や「三」など違和感ない所から始まる章番号のギミックも計算され尽くしている。ただ、逆にいえばここが驚きのピークで、暴力的な描写に頼ったラストにはやや物足りなさを感じた。読後「サイコパス 偉人」で検索した結果にまた驚いた。

2021/11/01

KAZOO

久方ぶりに道尾さんらしい作品を堪能しました。主人公は週刊誌の記者をサポートしている少年で、いわゆるサイコパスです。自分の生い立ちなどの絡みや母親を殺されたということなどから話が続きます。しかしながら途中から急展開ということで今までにはなかった感じでだまされた、というか複雑さなどで私にとってはかなり印象深い作品でした。続きが出てくるのでしょうか?

2022/11/11

相田うえお

★★★☆☆21068【スケルトン・キー (道尾 秀介さん)】読みだしてからしばらくは順調に読み進めてたんですがP.172で『ん"!?』一気に頭が混乱〜!ま、すぐに『ははぁあ、そういうことなのかぁ〜』とはなったんですけどね。本作品、『う"っ!』『ひぇ〜』『あうぅ』『っちゃー!』『むひょー!』なんだよ、感嘆詞ばかりじゃね〜か!結局、どんなストーリーなんだよ!って思うでしょ?でもね、ずーっと唸って読んでる感じなんですよ。目を覆いたくなるシーンか多いので、そうなってしまうんです。これは要注意作品かもしれません。

2021/07/21

H!deking

単行本で読んでいましたが、文庫化されたので再読。自分でもびっくりするくらい内容忘れてたので、そういう意味では二度楽しめました(笑) 細かいギミックは相変わらず上手いですが、今回はサイコパスの一人称の心理描写がリアルで凄いです。やっぱり凄い作家だなー

2021/08/25

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